まさかの敗戦
プロレスの流れは、ときに観客の期待を裏切り、見たいと思うストーリーから大きく逸れることがあります。
4.5両国国技館 IWGPタッグ王座初防衛に臨んだ内藤哲也選手と高橋ヒロム選手。
しかし、ジェフ・コブ選手とカラム・ニューマン選手の帝国コンビが見事初戴冠を果たしました。
【新日本】内藤哲也&高橋ヒロムが王座陥落 フリー出場続く内藤…師弟タッグは「続きがあるかもしれないよ」|東スポWEB #njpwhttps://t.co/5EtXoifSTs
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) April 5, 2025
ある意味、即席コンビが師弟コンビを破るという結果となり、カラム選手はIWGPタッグ史上最年少の王者として名を刻むこととなりました。
最近、藤田晃生選手のIWGPジュニアタッグ王座初戴冠と、全日本プロレスの最年少王者誕生の流れをも彷彿とさせます。
敗因は挑戦者組の健闘だけではなく、王者組にも精神的な動揺が見え隠れしていたのかもしれません。
現状フリーの内藤選手は、未来が安定しない状況にあります。
そしてヒロム選手は、BOSJ出場選手として発表され、大舞台への集中を削がれていた可能性があります。
この王座戦の裏には、こうした複雑な要因が絡み合っていたのかもしれません。
一方で、新王者コンビとなったフレッシュなカラムとベテラン ジェフのユナイテッド エンパイアはどんな王者ロードを見せてくれるのでしょうか。
カラム「UNITED EMPIREは新しくなった。俺らはこのベルトを守るぞ!」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) April 5, 2025
コブ「ジュニアにはこのベルトを持たせる事はできん。本物のヘビー級がこの階級を制覇するんだ。ナイトー、やっと俺の事が見えるようになったな?」https://t.co/gmpLYHe80E#njSG pic.twitter.com/PWrzxOr1YA
一般的に退団する選手はベルトを落として去るのが慣例ですが、内藤選手にはそのセオリーが当てはまらないと信じたいところです。
そして、内藤選手と高橋選手の師弟コンビの復活はあるのか。
その答えは、勿論トランキーロ、焦らずに待ちましょう。