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【あしたのジョー2】 第6話 感想 吠えろ・・・かませ犬

あしたのジョー2
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かませ犬じゃない

原口のテンプルに思い切り打ち込んだジョーだが倒れた原口をみておう吐してしまうジョー。

 

その瞬間、ジョーの脳裏に力石のトラウマが蘇る。

 

それ以上は試合をすることが出来ず TKO 負け。

 

急いで担架でジョーを病院へ搬送するも、精密検査の結果は脳に障害等はない様子で生気のない顔でジムに戻るジョー。

 

心配して、紀ちゃんやチビ連、ドヤ街の皆もジムに駆け付ける。

 

「あんなにボロボロになってまで、吐いてまで闘うなんて矢吹君、まるでかませ犬じゃない!」

 

と泣きながらジョーを心配する紀子。

 

夢見枕に力石が出てきた、その時、ジョーは力石にこう告げる。

「力石、俺はここから始めるぜ」

そして、精神的なダメージが残りながらも思い切りサンドバッグを叩き始める。

 

そして、段平と西に、オレのやるべきことに気付き、こう宣言する。

 

「吐いて、吐きつくして、力石をオレの身体の中から出し尽くしてやる」

 

テンプル克服のためにサンドバッグもテンプル前後しか打たないため破裂してしまう始末。

 

それを聞きつけたチビ連の皆は、各々がヘルメットや頭巾を被ってジョーのテンプル打ちの相手に申し出る。

 

それを聞いたジョーは軽く皆を小突き、皆の気持ちに感激して出かけていく。

 

ジョーの心身と、試合を組んでも、おう吐するのは分かっているだけにマッチメイクに動かない段平。

 

それを見て、自らジョー潰しに躍起になっている会長連の元へ向かい試合の依頼をするジョー。

 

試合でしか、試合でテンプルを思い切り打つことでしか、力石の亡霊は振り払えない。

 

全日本ランキング2位の南郷戦の前に、リング上で無冠の帝王、カーロス・リベラが挨拶。

 

この時、矢吹丈とカーロス・リベラ、二人の野生児が初めて対面する。

 

カーロスは間違えてジョーを上位ランカーと間違えてジョーに先に挨拶をしようとしてしまう。

 

しかし、カーロスは本能的にジョーが本来の力を発揮できるのなら南郷等、相手ではないことを知っている。

 

試合が始まると今迄の試合とは違い、ボディブローすら一発も出さず、ひたすら殴られるジョー。

 

早々にダウンを喫してしまい、レフェリーに寄りかかってなんとか起き上がるジョー。

 

しかし、ジョーには作戦と言うか、無謀な戦法を秘めていた。

 

かつて、少年院で力石と勝負した時、力石がジョーはもうダメだと勝負を決めにきたところに強烈なクロスカウンターをぶちこんだ同じ戦法だと段平に説明。

 

初めから、ポイントだのボディなどなんて考えちゃいない。

 

この試合は俺が南郷のテンプルを打ち抜いて、力石の亡霊を取っ払うだけが目的だ。

 

そして、ジョーの狙い通り、南郷が油断して決めに来たところに狙いすましたクロスカウンターを一閃!

 

しかし、やはりトラウマがそう易々と拭えずおう吐する。

 

しかし、この試合はその後も闘おうとジョーは吠える。

「見たか、オレのテンプルへのパンチを!」

 

しかし、パンチを打つも、またおう吐してしまうジョー。

 

精神が肉体を、肉体が精神を凌駕出来ず、苦しみ続けるジョー。

 

カーロス・リベラの存在がジョー復活のカギとなるのだろうか?

 

本放送:1980年11月17日 視聴率:11.4%