ベルト戴冠の無い新世代
制御不能なカリスマ内藤哲也を倒し、遂にIWGP世界ヘビー級に戴冠し、新日本プロレスの頂点に立ったザック・セイバーJr。
そして新王者へ挑戦と名乗り出たのが、SANADA、鷹木信悟、海野翔太です。
【新日本】ザック・セイバーJr.が内藤撃破でIWGP世界王座奪取 SANADA、海野、鷹木が挑戦に名乗り|東スポWEB #njpwhttps://t.co/IFea6h49ck
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) October 14, 2024
SANADAも今年は実績も何もないですが、すでに英国大会でタイトルマッチが決定済み。
鷹木信悟は、9.29神戸で挑戦表明済みであり、NEVER無差別も防衛と、この2人は分かります。
しかし、上がってきた海野翔太に対しては、今や何でも受け入れるファンが、ブーイングを浴びせたのは意外でした。
辻陽太は、NJC制覇にG1準優勝、上村優也はKOPW戴冠、そしてやり方云々は別として、NJPWWORLD TV王者に就いた成田蓮。
G1でザックに勝ったとはいえ、何度もチャンスを与えられながら、海野だけは何も手にしておらず、ファンもそれに気付いているのでしょう。
思い出すのは、陽の雰囲気を持つ、武藤敬司、棚橋弘至、そして内藤哲也も受けたブーイングの洗礼かもしれません。
海野「棚橋さんの言葉聞いただろ、『若い世代に託す』って。俺は自信を持って言う。新日本の本隊だ。俺がやらなくて誰がやるんだよ?(中略)寂しい気持ちも、悔しい気持ちも沢山あるけど、今だよ。この瞬間だよ!やらなきゃいけねぇんだ。俺は動くぞ!」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) October 14, 2024
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とはいえ、棚橋も内藤もIWGPやG1の結果を出してからのブーイングなだけに、海野のそれとは若干、違うかもしれません。
そもそも、新日本は何で、父親のレッドシューズにレフェリングさせるのか、これまた大きな疑問です。
息子が、頂点に立った時、歓喜の右腕を上げさせたいのでしょうか。
ぶっちゃけ、そんなお涙頂戴見たく無いし、獅子が子を谷底に突き落とし這い上がってくるための、ライオンマークではないのでしょうか。
とはいえ、海野も賛否両論、まして否があるのを分かっての決意の挑戦であり、謎のくじ引きが見せた運命の分かれ道。
果たして、ラフネックにとって、吉と出るか凶と出るか、これからのリング上に要注目です!!