主人公が存在しない「刃牙らへん」
『刃牙道』『バキ道』──そこにあったのは、絶対的な敵である宮本武蔵と野見宿禰がいた。
そして、それを迎え撃つ“主人公・範馬刃牙”という構図だった。
だが、『刃牙らへん』は違う。ラスボス不在。刃牙ですらオブザーバーであり、闘いの主役は、名もなき“らへん”たち──
その中で、最も熱く、最も暴れているのが、あの男、ジャック・ハンマー!!
範馬勇次郎の血を引き、刃牙の兄だが、その過去には、敗北の歴史が刻まれていた。
ドーピング、薬漬け、敗北、悔しさ、嫉妬と、何度も、何度も、地に這いつくばった。
だが今、“噛道”という独自の境地に到達したジャックは、完全に別人だった。
グラップラー刃牙 シリーズ 原作者
Gurappura Baki 漫画家板垣恵介 先生
Keisuke Itagakiグラップラー刃牙
グラップラー刃牙外伝
バキ
範馬刃牙
刃牙道
バキ道
刃牙らへんメイキャッパー
ピクル
謝男 シャーマン#板垣恵介#KeisukeItagaki#グラップラー刃牙#GurappuraBaki pic.twitter.com/cil27EMqxd— 高橋 靖(ヤスティー企画)Yasushi Takahashi (@yasu_t0922) March 9, 2025
その相手となっていったのが、これまた忘れられない重要キャラであり、卓越した戦士たち
鎬昂昇
“紐切り”の異名を持ち、神経剥離を自在に操る武道家であり、長き沈黙を破り、“今”の実力を証明せんと挑んだが、ジャックの“飢え”の前に成す術なく沈む。
骨すらも噛み砕くジャックの顎に、昂昇の技は通じなかったッ!
そして続いて対峙したのが──
あの、白亜紀の戦士。原人最強。
ピクル
範馬刃牙ですら「技術」で決着を付けたように見える“過去最強の生物”。
しかし今、ジャック・ハンマーはそのピクルをも凌駕する闘志と肉体で圧倒する。
“原始の怪物”と“現代の狂気”であり、闘いは、もはや牙と牙がぶつかり合う、野生の極限であるのが、ジャック・ハンマーだッッ
そして──
『刃牙らへん』第5巻で、地下闘技場で仕合いそうなのが、喧嘩師・花山薫との激突。
仁義と正装を貫く“喧嘩師”と、噛み付き上等の“獣”との一騎打ちはどうなってしまうのか、誰にも予測できない。
『刃牙らへん』──それは“主役未満”が躍動する新時代の刃牙。
そしてその中心には、今、間違いなくジャック・ハンマーがいるッ!!