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両国でマサ北宮がGHCヘビー挑戦!KENTAのイタイ所を突く!?

NOAH
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N1覇者マサ北宮

N-1 VICTORY2025を制したのは“ザ・チェアマン”マサ北宮だった。


試合内容よりも結果にこだわるヒールのスタイルを貫き、決勝でジャック・モリスを撃破し、遅咲きと言われ続けた男が、ついにNOAHシングル最強の証を掴み取った。

 

その直後、北宮は現GHCヘビー級王者・KENTAをリングに呼び出し、堂々と挑戦を表明した。覇者として当然の流れであり、両国での大一番は一気に注目を集めることになった。

 

だが、北宮はただ名乗りを上げただけでは終わらずむしろ真骨頂はそこからだった。

 

会場の空気はKENTAに期待するも、北宮はあえて逆の切り口で切り込んでいく。

 

2014年頃か、NOAHが苦境にあった時に団体を離れ、WWEや新日本でキャリアを積み、いま再び戻ってきたKENTA。

 

その経歴に対し、「どん底で出て行き、いい時に戻ってきた」と厳しい言葉を投げかけるが、ある意味では、一部のファン心理を代弁するようであり、同時に挑戦者として王者の最も触れられたくない部分を突く姿勢は、実に戦略的だった。

 

ここまで言うなら「アメリカ在住のKENTAに、NOAHよわざわざ渡航費なんか出さず、自腹で日本まで来い!」とまで言うぐらいしてほしい、日本人で、しかも日本の団体とのトップレスラーなんだから。

 

プロレス界ではリング上の発言が物議を醸すことは多いが、こうした挑発は一つのリアリティを観客に与える。

拳王が内藤哲也や高橋ヒロムに対して繰り返す“チケット代ネタ”と比較しても、よりシリアスで実効性のある挑発と言えるだろう。

この手法は世界最大の団体WWEでは相手の“痛い部分”を徹底的に突き、観客を引き込むのが常套手段だし、同じAbemaで放送しているだけに、いい影響な気がする。

 

また、現在のNOAHはOZAWAの台頭、さらには稲村愛輝がNXTで存在感を見せるなど、海外とのリンクが加速しているだけいに、そうした背景の中で、北宮がKENTAを叩き潰しベルトを奪取すれば、話題になるだろう。

 

10月11日、両国国技館のタイトルマッチは、N1制覇に続き、北宮にとっては長年の苦労が結実する最大のチャンスだ。

 

これまで幾度も挑戦の機会を逃し、タイトル戦線で蚊帳の外に置かれることも多かった。

 

しかし今やN-1覇者という確固たる実績を手にして、王者に真っ向から挑む位置に立った。

 

遅咲きの男は、いま黒のチェアマンとして最前線に躍り出ただけに、果たして北宮が悲願のGHC戴冠を果たすのか、それとも百戦錬磨の王者KENTAがその挑戦を退けるのか。

 

10.11両国国技館決戦は、NOAHの今後を決める大事なタイトルマッチだけに要注目!!