潮崎豪リターンズ
過去にNOAHから全日本プロレスへと決意の移籍を果たした潮崎豪。
しかし、わずか2年で再びNOAHへ戻ると、今回はそのNOAHを退団し、またも全日本プロレスへの“リターン”を果たすという展開に、業界内外がざわついた。
全日本に誘われたとはいえ、この流れはさすがに“節操がない”と感じるファンも多いだろう。
ましてや、かつてタッグパートナーとしてベルトを共有した宮原健斗からすれば、潮崎の退団に伴うタッグ王座返上という、選手として最も苦い経験を強いられたのだけに、怒りの矛先が潮崎に向かうのも当然と言える。
\💥三冠戦開催💥/
— 全日本プロレス/alljapan (@alljapan_pw) October 16, 2025
「旗揚げ記念シリーズ2025」
🗓️10月22日(水)17:30開場/18:30開始
📍後楽園ホール
🎫前売り券絶賛発売中!https://t.co/hBfYOsO9Io
◆メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【第76代王者】
宮原健斗
vs
【挑戦者】
潮﨑豪#ajpw #ゼンニチ生誕祭 pic.twitter.com/QsVTNAtjRt
宮原のこの不機嫌さ、苛立ち、そして激情。これほどまでに感情を露わにした姿は、かつて“闘魂スタイル”を掲げた中嶋勝彦との因縁以来ではないだろうか。
だが、宮原にしても拳王にしても、試合前の煽りや言葉選びの巧みさは、まさにプロレス界随一。
リング上だけでなく、YouTubeを駆使して話題をつくる“トップユーチューバー・レスラー”としての力量も折り紙付きだ。
本気で怒っているのは間違いないが、それが試合後にどのような形で昇華されるのか、誰にも予想できないし、そこがまた、プロレスの醍醐味でもある。
一方の潮崎は、自ら「出たい」と思ったら迷わず行動に移すタイプに見えるし、仲間を置き去りにしてでも、自分の信じる道を貫くのではないか。
TEAM NOAHなんて、潮崎の潮崎のための潮崎によるTEAMだと大多数のファンが思ってだろうし、それをある意味、投げ出して退団するという・・・
ある意味、己の欲望に素直であり、それこそが彼の“生粋のナチュラルヒール”としての魅力なのかもしれない。
人はそんなに変われるものではない——まるでニュータイプ論争のような言葉だが、潮崎にはそれがしっくりくる。
【全日本】3冠王者・宮原健斗が潮崎豪を罵倒する真意「彼はトップに立つべき人間じゃない」|東スポWEB #ajpwhttps://t.co/qclzZYcVZR
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) October 15, 2025
宮原健斗が全日本の誇りとファンの声援を背に、潮崎豪の“欲”を跳ね返すのか。
あるいは、潮崎が己の欲望を爆発させ、ナチュラルにリミットブレイクを果たすのか。
10.21後楽園ホール、リング上で交錯する二人の思惑に、誰もが息を呑むことになるだろう。