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ウルフアロンvs成田蓮 NEVER王座戦が今後のトーチャーを左右する!?

HOT・EVIL
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絶対的ボスが去ったHOTのこれから

EVILの新日本プロレス退団――正式なアナウンスこそ慎重な表現に留まっているものの、その事実がもたらす重みは計り知れない。

好き放題に暴れまわり、ヒールとしてやり尽くし、それでいてユニットを掌握し続けてきた男が、大きな前触れもなくリングから姿を消す。

これは単なる一選手の去就ではなく、新日本プロレスという団体の「時代の節目」を象徴する出来事かもしれない。

EVILは、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの初期から、その屋台骨を支えてきた存在だった。

2016年以降、内藤哲也を中心に旋風を巻き起こしたLIJにおいて、ハードなファイトとダークな世界観で、ユニットに陰影と厚みを与えた功労者でもある。

何か、魔法使いの様な杖というかスティックというか斧?を手に入場していた時が懐かしい。

そして2020年、内藤哲也を裏切り、新たな世界観と共に誕生したハウス・オブ・トーチャー

賛否は常につきまとったが、EVILはこの極悪軍団を、新日本プロレスにおける明確な「異物」として成立させた。

反則、介入、混沌――正統派プロレスの価値観を真っ向から汚す存在として、観客の怒りや嫌悪を一身に引き受けた功績は、決して小さくない。

ヒールが嫌われてこそ、ベビーフェイスは輝くと言われる、その役割を、彼は誰よりも理解していた。

だからこそ、今回の退団は衝撃であり、しかも時を同じくして、ハウス・オブ・トーチャーに加わったSANADAも新日本プロレスのリングを無期限欠場が決定。

さらに昨年には内藤哲也が退団し、LIJとして駆け抜けてきた主要メンバーが次々とリングを去っている現実がある。

ジュニアの太陽である高橋ヒロムに関しても、退団の噂が絶えない。

組織の社長が変われば、団体の方針が変わるのは、それはプロレスに限らず、組織として当然の流れだ。

だが、あまりにも急激な変化は、残された者たちに大きな問いを突きつける。

LIJは、表向き「リーダー不在」を掲げながらも、誰の目にも内藤哲也が精神的支柱だったし、内藤自身は退団前、何度も別れを匂わせていた。

しかし、EVILに於いては、シリーズ中も、退団を予感させる素振りは見られなかっただけに、その喪失感はより大きい。

ディック東郷や高橋裕二郎らの残留メンバーは、EVIL不在のまま活動を続けるのだろうか、それとも契約そのものが揺らいでいくのか。

ある意味ではユニットの存続自体が、今まさに岐路に立たされている。

それだけに注目されるのが、2.11大阪の成田蓮 vs ウルフ・アロンだ。

この一戦は、NEVER無差別級王座戦というだけではない、今後のHOTの大きな指針ともなりうるような重要な試合だ。

正直に言えば、成田がそのままハウス・オブ・トーチャーの新リーダーになるとは思えない。

だが、この試合の勝敗、そして試合後の立ち位置によって、極悪軍団の未来像がぼんやりと浮かび上がる可能性はある。

EVILという絶対的ボスを失った今、ハウス・オブ・トーチャーは「EVILの遺産」を継ぐのか、それとも全く別の形へと変貌していくのか。

KING OF DARKNESS EVILは新日本プロレスを去った。

しかし、彼が新日本プロレスに刻み込んだ爪痕は消えないし、ヒールであり続けた覚悟と功績が、今後の新日本プロレスをどう変えていくのだろうか。