圧倒的に美麗な画力にネームの多さが面白い
“化物語”は週刊少年マガジンの作品ですが、マガジンポケットで毎週、欠かさず読んでる作品です。
怪異に憑かれたクラスメイトや後輩らを、主人公の阿良々木暦(吸血鬼)が不死身の身体を持って、事件を解決していく物語。
その対象も同級生から、小学生(笑)、更には怪異の王とも言われる、吸血鬼と多岐に渡ります。
ストーリーも会話や心理描写が多く読み応えありますが、何と言っても、大暮維人先生の作画が美麗で、流麗で、惚れ惚れしてしまう(笑)
化物語にはそれぞれに惹かれる多くの女性キャラが出てきます。
阿良々木暦の一応?恋人と呼べる戦場ヶ原ひたぎ。
後輩であり、阿良々木を好いている神原駿河。
全時代の王ともいえる存在である、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード等々。
羽川翼の健気で一途な想い
しかし、その中でも、優等生委員長ともよばれる、羽川翼がいちばんの魅力を持つヒロインだと思ってます。
ルックスやスタイルは言わずもがな(笑)頭脳明晰にも関わらず、控えめで性格も良く、確か阿良々木暦に出来た初めての友人です。
化物語が阿良々木暦とキスショットが出会う過去編になる前はそれほど思いませんでした。
しかし、過去編には羽川翼以外に、戦場ヶ原ひたぎを始めとしたこれまでの女性キャラが出てこないので、より羽川翼にスポットが当たるようになります。
暦を人間に戻すために生命を懸けて、協力し暦への想いも出しつつ、隠しつつみたいな(笑)
阿良々木暦は少年漫画の主人公お決まりの鈍感力マックスのため(笑)羽川の気持ちには気づきません。
過去から現在に戻ったストーリーでは、暦には既に戦場ヶ原ひたぎが恋人としています。
阿良々木暦にとって羽川は恩人です。
阿良々木暦「その恩が返しきれるなんて思ってない。お前のためにできることは、僕は全部やるんだよ・・」
そもそも、羽川翼の存在を彼女、恋人の目線で見ていないのかもしれない。
それでも羽川が阿良々木に言うであろう
羽川翼「全部終わったら。話があるからね!」
この話の流れで、もし告白ができたなら、成功するのが一番ですが、失敗したとしても、羽川は少しだけ報われた気がします。