新日本プロレスは業界最大の盟主
新日本プロレスとNOAHが交わることに未だに半信半疑な部分もあります。
新日本プロレスはここ数年は日本の各団体と交わることがなく、そもそも自団体の所属選手や契約選手が多すぎてあぶれてしまうくらいの大所帯だから関わる必要がありません。
NOAHも親会社が次々と変わり、苦しい中、サイバーエージェント(サイバーファイト)が親会社となり、Abema TVでも放送されるようになるなど大きく持ち直してきました。
それぞれが地盤を築いてる中での話な訳で、かつてのUインターやWARの様に、団体が窮地に陥る、新日本の助力がないとやっていくのが難しいという様な話ではありません。
大張社長や武田取締役の言うように “プロレスのチカラ”を見せるのと、ビジネスが一致したのでしょう。
中嶋勝彦は本当に新日本プロレスを知らないのか?
そして、11.20の会見の選手のコメントでオカダカズチカと中嶋勝彦は一部、似たようなことを発言しています。
中嶋勝彦は、”現在の新日本は全然観ていない。誰がチャンピオンかも知らない”と話す。
オカダカズチカ
ま、正直、何も感じてないですね。
あ、そうなんだぐらいにしか思わなかったですし。誰がチャンピオンかも知らないですし。
・・・なんかまぁ、オリンピック出てる人たちが、近所でやってる高校の話とか知らないでしょ。
誰が活躍してるかわからないでしょってぐらい、僕はそれぐらい差が開いてると思ってますし(抜粋)
出典引用:新日本プロレス公式サイト
学生とアスリートぐらいの開きがあるとの辛辣発言はレインメイカーにしか言えません。
しかし、オカダカズチカが国内の団体を把握していない、興味が無いのは分かります。
業界最大の栄誉であるプロレス大賞を4度も受賞し、ベストバウトもなんと8度も受賞!
それも凱旋帰国の2012年以降だからおよそ10年でこれだけの偉業を成し遂げているので、世界は見ても日本の団体は見て無くても不思議はありません。
一方、中嶋勝彦の方はそれでいいのだろうか?
一般社会でも、食品や製造メーカー、小売店等の2番手や中堅企業に勤めていれば、必ずトップ企業の調査はするし、その情報を元に戦略を立てたり、商談をします。
現に、同じノア内でも清宮は大分前からオカダカズチカの名前を出してるし、拳王は専門誌での連載で、こちらが感心するぐらいの他団体の情報を掴んでます。
更に、拳王は政治経済にも明るいので真面目な話にも強い(笑)
そう考えると中嶋のスタンスは正解なのだろうか、疑問に思えます。
とはいえ、中島勝彦が、”現在の自身の感じ”を出すために、三味線をひいてるのかもしれません。
何せ、一昨年までは、潮崎豪とAXISというユニットで、二人で寄り添い合うようなスタイルも出来るだけに、敢えて対戦相手を明確にしない中嶋流の謎かけかもしれません。
現時点では1.8横浜アリーナ大会限定だけに、ティザーヴィジュアルに出ている6人と、後は若手同士の粋のいいタッグマッチ等が組まれるのではないか?
後は、実際にアピールした選手らが出撃するような気がしますが、いずれも決まったカードが何ら分からないだけに、このワクワク感はサッカーや野球などからは味わうことはできません。
この対抗戦は、プロレス内プロレスのファンだけじゃなく、外にも波及できるだけのチカラは充分にあると思うので、これを機に”プロレスのチカラ”が世間一般に波及し、活力になっていくことに期待してます。