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ゴルゴ13 167巻 感想 ボリバルⅡ世暗殺計画

ゴルゴ13
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ボリバルⅡ世暗殺計画

脚本協力/竹内 享 Page6

ベネズエラで国家が協力するほどの、大規模な映画製作に取り掛かる。

しかし、超大国アメリカとして、国威発揚にも結び付くかもしれないベネズエラに映画を完成させたくない。

 

そのため、映画撮影時にスパイも紛れ込ませ、映画の完成阻止、場合によっては暗殺も視野に入れた計画をとる。

しかし、捨てる神あれば拾う神ありで、映画をどうしても完成させたい人間がゴルゴ13に依頼する。

 

今回の依頼は特定の相手の狙撃が目的でなく、映画が潰されそうになったら動き出すゴルゴ13。

そのため、今回の度重なる撮影妨害は、誰かの仕業じゃないか?と疑う映画の撮影スタッフがストーリーテラーを担う。

 

3篇からなる167巻ですが、その内半分はこの長編作品ですが、ゴルゴ13の出番はかなり少なめ(笑)

燃える氷塊

脚本協力/竹内 享 P126

日本は島国であり、自力での資源創出は非常に厳しく、それを克服するのは大きな課題。

しかし、将来の資源大国となる大きなヒントが、地方の大学に勤務する教授の脳裏に詰まっている。

しかし、大学教授の危機管理の低さが災いを招き、若い助手共々中国マフィアに拉致されてしまう。

大学教授は亡き者にされるが、その技術をみすみす中国に渡さないために、日本政府はゴルゴ13に依頼。

 

資源となり得る MH-B(メタンハイドレート・ベータ)の消去と、その首謀者の始末だ。

今回のゴルゴ13も緻密な分析と、神をも超えるような超絶射撃を成功させてみせる!

 

教授が我が子のようにかわいがっていた助手のどんでん返しもあり、懐に入り込んでくる人間ほど油断ならならないとういう教訓でしょうか。

人形の家

脚本協力/綾羅木恭一郎

ボリバルⅡ世暗殺計画に続いて、ベネズエラがメインの話。

ベネズエラのエネルギー大臣が趣味で購入したアンティーク人形に国家間の火種になりうる秘密が!?

面白かったのは、ゴルゴ13で、敵にせよ、味方にせよ、ましてや仲介人的な人間が二度出演することは滅多にありません。

 

しかし、しがない日本人記者(131巻「両洋の狭間に」、135巻「ODA異聞」)が三度目の登場。

しかも、ゴルゴの任務遂行のプロセスに非常に深く関わります。

 

ひょんなことからゴルゴ13のことを知っているだけに、その対応もぎこちなくて笑えます。

余計な詮索をせず、運よく生き延びることが出来た梶本記者だが、四度目の登場はあるのだろうか。