リカルドは動かせた
クリンチの最中、頭の中で考えすぎて何もできない千堂武士。焦燥と混乱の渦中で、ただリカルドに手を伸ばし、押した。
その瞬間――あの絶対王者が、意外にもあっさりと動き、そして倒れた。
幕之内一歩ですら岩のように動かせなかった男が、いま自分の手で崩れた。その事実が千堂の心を突き動かす。何かが吹っ切れたのだ。
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— 『はじめの一歩』担当 (@hajimenoippo100) October 22, 2025
第3R動く!!
気持ちを落としていた千堂は
リカルドと組み合う中で、
ある事実に気づく。
千堂の拳は再び握られるのか!?
【Round 1506】クリンチhttps://t.co/32f1HSIP8u https://t.co/32f1HSIP8u
だが、勝機は短い幻のように過ぎ去る。リカルドの右手に残っていた唯一のしびれ――その“人間らしさ”というアドバンテージも、時間の経過とともに完全に消え、再び、王者はKOモードに切り替わる。
一方で、怖気ついていた虎はおらず、千堂が再び立ち向かう。「リカルド・マルチネスだって人間や!何もワイと変わらん!」。
可能性の獣が再び牙をむく、恐怖でも諦めでもない、純粋な闘志の炎が、その瞳に宿りはじめた!!