マーリンとエスカノール
遂に明かされた『黙示録の四騎士』ガウェイン、その出生の秘密。
彼女の両親は、かつて世界を救った伝説の〈七つの大罪〉が二人、マーリンとエスカノールだった。
マーリンは〈暴食の罪〉を背負う大罪一の魔術師。知識と探究心に取り憑かれ、神や魔神すら凌駕する叡智を求め続けた存在だ。
感情を表に出すことは少ないが、その内には深い愛と執念を秘めている。現在も生存し、混迷を極める世界において、キャメロットを瓦解させる方法を知る数少ないキーマンと明かされた。
一方、エスカノールは〈傲慢の罪〉を背負う男。太陽と共に力を増す恩寵〈サンシャイン〉を宿し、正午には“最強”と称される存在へと変貌する。その生き様は常に真っ直ぐで、仲間と愛する者のために剣を振るった。
最終決戦、魔神王との戦いで命を散らした英雄であり、その最期は今も語り草であり、英雄の中の英雄だ。
そんな二人の血を引くことを知ったガウェインは、大きく動揺する。
自分が“特別”である理由、圧倒的な魔力と力の源――それが両親の魂の器として生まれた結果だとしても、彼女の胸に湧き上がったのは否定ではなく、確かな誇りと喜びだった。
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自分は独りではない、確かに受け継がれた想いが、ここにあったのだ。
新たなるガウェインは目醒めとなったのは間違いないだろう。
そして、マーリンの目の前で目を覚ました男がいる。
それは、これまで語られてきた“王”とはどこか違う気配を放つ、ほんとうのアーサー・ペンドラゴンだった――。
運命が、再び大きく動き出す、止めようにも流れる川の様に止められない、その核心へと物語は踏み込んでいくのだった。