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【黙示録の四騎士】第195話 「トリスタンとイゾルデ 」感想

漫画
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タントリスからトリスタンへ

タントリス――それは本来の名を封じられ、記憶を奪われた王子・トリスタンが名乗っていた偽りの姿だった。

混沌に包まれたキャメロット王国によって操られたトリスタンは、「黙示録の四騎士」の使命すら忘れ、敵として仲間たちの前に立ちはだかる存在となってしまっていた。

そんな彼を現実へと引き戻したのは、初めて会った時から想いを寄せていたイゾルデだった。

トリスタン隊の一員として共に旅をし、彼を信じ続けてきたイゾルデは、自らの命を懸けてその洗脳に立ち向かう。

彼女の叫び、そして覚悟が、タントリスという仮初の存在に揺さぶりを与え、ついにトリスタンは本来の自分を取り戻すのだった。

トリスタンの記憶が戻ることで、「黙示録の四騎士」としての使命――アーサー王率いるキャメロットの野望を打ち砕くという運命も再びその胸に蘇る。

父メリオダスから受け継いだ正義の意志と、母エリザベスの優しさ。それらが交差する中で、彼は再び自らの道を歩み始める。

だが、もう一人のキャメロットのイゾルデの一見、身勝手な行動の背後にも、キャメロットの王・アーサーの策略があったことが判明する。

そう、混沌によって創られた偽りの存在が、トリスタンを惑わせる要因となっていたのだ。アーサーの計画は、人の心の隙間に入り込み、忠誠や愛といった純粋な感情すらも利用していたのである。

一方その頃、パーシバルも仲間を守るため、覚醒したディオドラと対峙する!

理由はどうあれ、仲間たちを容赦なく痛めつけ、その絆を脅かしたディオドラにパーシバルの怒りは、これまで見せたことのないほどに激しく、「死」をも意識させるほどの静かな殺意を宿し、彼はその感情をディオドラに向ける。

「どんな理由があろうと、仲間を傷つけることは許さない!!」