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【BOSJ32 】どちらも勝てば初制覇!YOHか藤田晃生か!?

BOSJ32
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TMDKか混沌か

2025年、新日本プロレスの春の風物詩「BEST OF THE SUPER Jr.(BOSJ)」も、いよいよ優勝決定戦を残すのみとなりました。

ジュニア戦線の現在と未来を担う2人――藤田晃生とYOHが、今年の頂点を懸けてリングで相まみえます。

まず、勢いをもって決勝に駒を進めたのは、若き新鋭・藤田晃生です。

かつてはヤングライオンとして地道にキャリアを積み重ね、2024年にはTMDK(ザ・マイティ・ドント・ニール)入りを果たし、ジュニアタッグ戦線ではIWGPジュニアタッグ王座を戴冠。

今回のBOSJでは、あまりにも高い壁のはずの高橋ヒロムを撃破する快挙を成し遂げています。

これにより、タッグ部門に続いてシングルでも最年少優勝という記録が現実味を帯びてきました。

一方、その藤田の前に立ちはだかるのが、混沌の騎士・YOHです。

デビュー当初はROPPONGI 3Kの一員として、SHOとのタッグでジュニアタッグ王座を何度も獲得し、一時代を築いた存在でした。

だが、タッグでの成功とは裏腹に、シングルプレイヤーとしてはやや影が薄く、BOSJでも決勝進出は一度のみ。優勝には手が届かず、「あと一歩の男」とも称される苦しい時期が続きました。

そんなYOHですが、2022年以降は独自の路線を歩み始めます。音楽、

ファッション、そして「クラブYOH」のママなど(笑)独特のキャラクターで注目を集め、ジュニア戦線の中でも異彩を放つ存在となりました。

表現者としての自由さを身につけたYOHは、近年、ようやくシングル戦線でも安定感を見せるようになり、今大会では準決勝まで堂々の進撃。いよいよ、初優勝のチャンスを手中に収めています。

この決勝戦は、単なる若手とベテランの戦いではありません。藤田が持つ若さと勢い、そして現代的なリアルファイト感に対して、YOHは経験と表現力、多面的なキャラクター性で応戦します。

ここでYOHが勝てば、長年の「あと一歩」から脱却し、ついにジュニアシングルの頂点を視野に入れることになるでしょう。そしてそれは、彼が掲げる「自分らしさ」の象徴となる、プロレス表現者としての大きな進化を意味します。

一方、藤田にとっては、これまでの積み重ねを一気に結実させる絶好の機会。もし優勝を果たせば、新日本ジュニアの世代交代を大きく印象づけることになるはずです。

これまで数々の名選手が経てきたBOSJ優勝という勲章が、若干20代前半の藤田に輝くならば、その未来は計り知れません。

果たして、センパイとしての意地を見せるYOHが、若きチャレンジャーの勢いを止めるのか。

それとも、藤田がその勢いのまま、ジュニアの新たな主役として君臨するのか――。

YOHはかつて、BOSJの舞台で涙をのんできました。仲間との別れや、独り立ちへの葛藤。そうした歴史を背負いながらも、自分のスタイルを築いてきた男が、今まさにその集大成を迎えようとしています。

一方、藤田にとっては、すべてが「これから」の物語。その一歩目として、これ以上ない大舞台が用意されています。

2025年のBOSJ優勝決定戦は、勝ち負けは勿論ですが、世代と価値観の継承と闘争であり、観る者の心を震わせる一戦となることは間違いありません。

リングの上で語られるのは、言葉ではなく「歴史」。その続きを創るのは、YOHか、藤田か、要注目です!!

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