生粋のヒールとしての海外移籍?
ハウス・オブ・トーチャーの首魁にして、邪悪の権化、KING OF DARKNESS EVIL が新日本プロレス退団が発表された!
昨年のG1では準優勝の大躍進に、プロデュース興業も成功。
そして、今年の1.4でスーパーゴールドレスラーとしてデビューしたウルフアロンの相手を務めるなど破竹の勢いを見せていた。
その館の首魁がついに新日本プロレス退団、その行き先は海外マット移籍の噂かと、いま静かに、しかし確実に広がりつつある。
EVIL選手、新日本プロレス退団のお知らせhttps://t.co/ntsfQ9YqdA#njpw pic.twitter.com/hy24dmF7F6
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) January 26, 2026
もともとEVILは、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの一員として、新日本プロレスに凱旋した男だった。
無口で不穏、闘志を内側に溜め込むようなファイトスタイルは、内藤哲也率いるユニットの中でも異質な存在感を放っていた。
やがてSANADAとのタッグチームで結果を残し、着実に新日本マットの中核へと近づいていく。
大きな転機は2020年のコロナ渦だったろう。
制御不能なカリスマ 内藤哲也を裏切ったことで完全に悪に染まった“EVILという存在感。
その後、ディック東郷を伴い、裕二郎やSHOらも画策し、BULLLET CLUB内に極悪軍団ハウス・オブ・トーチャーを結成。
反則、介入、ラフ殺法――王道から徹底的に背を向けたスタイルは、賛否を超えて「嫌われるためのヒール」として突き抜けていった。
昨年のG1 CLIMAXでは、自身最高成績となる準優勝。
トップヒールとしてだけではなく、勝ち上がるための“冷酷なリアリスト”としてのEVILを証明した大会だった。
そして今年1月4日、東京ドーム。
更には、金メダリスト、スーパーエリート・ウルフアロンのプロレスデビュー戦の相手に選ばれた事実も、団体からの信頼の証と言えるだろう。
何より特筆すべきは、ハウス・オブ・トーチャーの結束力だ。
長期政権ユニットでありながら、中心メンバーらの脱退や裏切りが起きていない。
ディープな“館”のメンバーたちをまとめ上げるEVILのリーダーシップは、もはや疑いようがない。
そんなEVILが、新日本プロレスという日本メジャー団体を離れ、海を渡るとしたら――。
現実的な選択肢は、WWEかAEWの二択だろう。
中邑真輔、オカダカズチカという唯一無二らは、世界を制したが、いずれもベビーフェイス的魅力と恵まれた体躯を持っていた。
WWEで活躍するイヨ・スカイやアスカも、日本ではベビーフェイスだった。
それら日本人レスラーらの系譜とは、EVILはまったく違う。
【新日本】EVILが〝電撃〟退団 日本マット界最悪の男は海外マット進出へ|東スポWEB https://t.co/Wqa5zi0Bck
— 岡本佑介@東京スポーツ新聞社 (@okamotospo) January 26, 2026
日本で“生粋のヒール”として完成されたまま、米国メジャーに挑む――もしそれが実現すれば、前例のないビッグサプライズとなる。
果たしてKING OF DARKNESSは、何処へ向かうのか。
新日本の闇として君臨し続けた男が、世界のリングをゴッサムシティばりに暗闇で覆い尽くすのだろうか。
答えが示される日を、我々はただ、不気味な沈黙の先で待つしかない。
そして、絶対的君主だったEVILが退団したことで、ハウス・オブ・トーチャーはどうなっていくのか。
さしあたって、EVILの後を継げそうな選手は……