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EVILが「X」投入を予告!SANADAや成田ら館メンバーは!?

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SANADAや成田蓮の立ち位置は

新日本プロレスのヒールユニット「ハウス・オブ・トーチャー(HOUSE OF TORTURE)」に、再び大きな動きがありそうです。

リーダーである“キング・オブ・ダークネス”EVIL選手が、あらたな新戦力「X」の投入を予告しました。

6.15 大阪城ホールのでの、ボスドッグ デビッド・フィンレーに対しての強力なプレッシャーかもしれません。

直近ではSANADA選手の電撃加入が話題を呼んだばかりにもかかわらず、早くも次の展開へと進むH.O.Tの情報網の鋭さには驚かされます。

振り返れば、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを裏切ったEVIL選手を中心にSHO選手、ディック東郷選手、そして後に高橋裕二郎選手が加わり、正式に「HOUSE OF TORTURE」が結成されました。

バレットクラブの内部ユニットという形でスタートしたこの集団は、その名の通り“拷問”をテーマにしたような反則攻撃や乱入を武器に、一気に新日本のリングを混沌に導きました。

とくに初期のSHO選手の豹変ぶりにはファンの多くが驚かされました。

それまでクリーンな戦いを信条としていた彼が、急激に反則を多用し、マイクでも強烈な毒を吐くようになったのです。ジュニア戦線でのSHO選手、そして最近加入した金丸義信選手など、ジュニア勢は個々に存在感を放っています。

しかし、その一方で、ヘビー級のメンバーたちについてはやや疑問も残ります。

SANADA選手はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンを離れ「Just 5 Guys」を経て、まさかのH.O.T入りを果たしました。

ファッショニスタとしての華やかさ、技巧派レスラーとしてのテクニック、さらにはミニマリズムを感じさせる冷静沈着なファイトスタイル──本来ならば光り輝くはずの彼の個性が、現在のH.O.Tにおいてはうまく活かされているとは言い難いように感じます。

裏切りのインパクトはあったものの、その後に続くストーリーが見えてこないのです。

また、成田蓮選手の扱いも課題です。彼は2023年、かつてのライバル・海野翔太選手を裏切る形でH.O.Tに加入し、世代闘争の渦中で大きな話題をさらいました。

TV王座を獲得するなど一定の実績を残していますが、その後の活躍は限定的であり、新世代ユニットである「NEW JAPAN ROSTER」や「本隊」の若手選手たちの話題において、次第に彼の名前が取り上げられなくなっているのが現状です。

このように、ジュニア勢は各々が際立っているのに対し、ヘビー級メンバーはEVIL選手の存在感の陰に隠れてしまっている印象があります。

言い換えれば、EVIL選手のカリスマ性と統率力があまりに強すぎるのかもしれません。

しかしながら、ヒールユニットとしての理想像を考えたとき、「誰も脱退せず、誰も反逆しない」という現在のH.O.Tの在り方には、いささかの違和感も覚えます。

かつてのバレットクラブ、あるいはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンにおいては、ユニット内での切磋琢磨や裏切りこそがストーリーを動かし、観客を惹きつけてきました。

それこそが新日本プロレスの魅力であり、ユニット闘争の醍醐味でもあります。

H.O.Tというユニットが単なる“反則集団”ではないだけに、各メンバーのパフォーマンスに、次なる「X」の登場には注目が集まります。

果たしてこの新戦力は、現状の閉塞感を打ち破るカンフル剤となるのか。それとも、ユニット全体の終焉へのカウントダウンとなるのか。

トーチャー軍団の歴史は、常に波乱と背徳の中で築かれてきました。EVIL選手の主導で生まれ、リング上の“悪”を極め続けてきたこの集団に、新たな展開が訪れようとしています。

かつてのように「悪が勝つ」ことに意味があったプロレスの時代に、今一度風穴を開けることができるのか──新日本プロレスの未来を占ううえでも、次なる「X」の正体からは目が離せません。

追記

一気に大所帯となり、もう何がなんだか、一人ひとりの存在感や役割が薄まるだけであり、今後も館内から反乱も裏切りもないとしたら、成田もSANADAももう上がり目ないんではないでしょうか。

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