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棚橋引退1.4ドーム前売りチケット1日で2万枚突破!?

棚橋弘至
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棚橋弘至 引退と東京ドーム前売りブースト

“太陽の天才児”としてプロレス界を照らし続けてきた棚橋弘至が、来年1月4日の「イッテンヨン」東京ドーム大会を最後に現役生活へピリオドを打つことが発表された。

選手であり、現在は社長としても新日本プロレスを支える棚橋をファンなら誰もが知る存在であり、その歩みはまさに新日本プロレス、ひいては日本プロレス界そのものを体現してきたと言っていい。

振り返れば、2000年代初頭の苦境にあった新日本を立て直した原動力は間違いなく棚橋であった。

リング上での圧倒的なカリスマ性と、時代に応じたスタイルを柔軟に取り入れるセンスで、常に団体の顔として闘い続けた。

オカダ・カズチカとの死闘をはじめとする名勝負の数々は、平成から令和へとつながるプロレス史を象徴する金字塔である。

そんな逸材の引退表明は、当然ながら大会そのものの価値を跳ね上げた。

例年、東京ドーム大会は2万5000人前後の観客動員だと思うが、木谷オーナーから「4万人以上」という厳命が下されたとされる(いや、もっとだろうか)

だが心配は杞憂であり、前売り券発売初日だけで、なんと2万枚を突破する驚異的な売れ行きを記録したのだ。

引退試合のカード発表すら行われていない段階でのこの数字は、棚橋ブランドの凄みを改めて示している。

さらに、このブーストにはもう一つ大きな要素がある。

東京五輪柔道金メダリスト、ウルフ・アロン選手のプロレスデビューが控えているからだ。こちらも正式発表はまだだが、ファンの間では既に期待が高まっており、未知数の可能性が興行をさらに後押ししている。

現時点では、IWGP世界ヘビー級選手権試合の王者も挑戦者も未定という段階だ。

例年なら大会の核となるカードが集客の決め手となるが、今年に限っては棚橋弘至引退という事実そのものが最大の目玉だと言えるだろう。

加えて、今後続々と明かされるマッチメイクによって、観客動員はさらに伸びていくはずだ。

果たして、新日本プロレスは久々にドーム興行で「夢の5万越え」を達成できるのか。

プロレス黄金期を再現するかのようなビッグムーブメントが今、動き出している。

長きにわたり“愛してま~す!”のフレーズとともにファンに勇気を与え続けてきた棚橋弘至の引退ロード。

その最終章を見届けたいという思いが、確実に東京ドームへ人々を突き動かしている!!