復帰と欠場の狭間で
欠場と復帰を繰り返してきた潮崎豪が、9月30日付でNOAHを退団しました。
かつて三沢光晴選手が最も期待した一人であり、自らも「I am NOAH」と称して団体の象徴であり続けた選手だけに、その知らせは大きな衝撃を呼びました。
しかも今回が2度目の退団だけに、さすがにもう復帰はないでしょう。
SNS上では労いの声も多く見られますが、正直なところ近年の活動状況を踏まえると「やむなし」と受け止める人も少なくありません。
9.23後楽園ホール。
— 丸藤 正道 (@noah_marufuji_) September 30, 2025
彼もわかってなかったと思うけど俺は色んな意味を込めてリングの真ん中にあるNOAHのロゴを指差した。
俺が彼の肩にノアのジャージをかける事は2度と無いだろう。
中途半端な事するなよ。生きろ。
とりあえずBye-Bye. pic.twitter.com/cs2nz4BB4S
もちろん長年の激闘によるダメージの蓄積や年齢による差はありますが、それでも第一線に立ち続け、存在感を示し続ける選手たちと比較すると、その差は明らかになりつつありました。
また、同じく出戻りを果たしたKENTAとの確執や面白くない面もあったかもしれないし、潮崎選手のために結成されたと言っていい「TEAM NOAH」の活動期間も欠場中のほうが長かったかもしれません。
結果として「潮崎豪の時代」を再び築くことは叶わなかったかもしれませんが、コロナ禍の潮崎豪のGHC王者時代は忘れられないほどに輝いてました。
形式上はフリー期間とはいえ、10月11日に開催される両国大会で「NOAHラストマッチ」が組まれていたら、興行的にも呼び水になっただろうし、ファンもさよならが言えたはずなのにそれをしなかったわけです。
潮崎豪「譲れないものがある」ノア退団の理由を激白「フリーでしか味わえないことをやりたい」|東スポWEB https://t.co/mI5SNZx63r
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) September 30, 2025
本人の意向によるものかは不明ですが、ファンにとっては別れの場すら用意されなかったことが何よりも淋しく映ったはずです。
今後、フリーとなった潮崎豪が、ラストランかもしれないだけにどのような道を歩むのか。
どの団体に参戦するのか、再びのエンドラスラブから、また無理な大勢で寄りかかるのでしょうか。
「I am NOAH」でなくなった、”ゆずれないもの” を持ち続ける潮崎豪の次のリングに要注目です!!