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【ZERO1】小峠篤司の漢気!田中将斗と世界ヘビー王座戦決定!!

プロレス・他団体
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小峠篤司、男の土下座

その姿に、リングの上で生きる、代表としての男の覚悟を見たような気がする。

 

ZERO-1の世界ヘビー級王座をめぐる一連の騒動は、まさに“筋を通す”プロレスの世界を象徴していた。


潮崎豪が長期欠場となり、世界ヘビー級王座は宙に浮いた。返上を申し出ていたものの、ZERO-1はそれを受け入れず、「闘いで決着をつける」という団体としての矜持を貫いたのかもしれない。


ベルトだけが宙に浮き、時間だけが過ぎていく――そんな状況の中で、動いたのが小峠篤司だった。

彼はZERO-1のリングに上がり、観客の前で深々と頭を下げ、土下座をした。


その姿は決して屈辱ではなく、ひとりのレスラーとして、そして仲間としての責任を果たすための行為だった。


同じチームとして闘い抜いてき潮崎の無念になるだろうか、仲間だった自分が引き受ける。


「筋」と「義理」を貫いたその行動は、まさに浪花節であり、男・小峠篤司の真骨頂だった。

 

この誠意に心を打たれたのが、ZERO-1の田中将斗と工藤GMであり、二人は「小峠と田中で世界ヘビーを懸けて闘おう」と提案し、小峠篤司は受諾、11.10後楽園ホールでの王座戦が電撃決定した。


リング上の謝罪が、いつの間にか熱い勝負への布石へと変わり、そこには、プロレスの原点とも言える“信頼と闘志の連鎖”があった。

 

思えば、小峠篤司というレスラーは、常に真正面からぶつかってきた男かもしれない。


NOAHでは中嶋勝彦の凄烈なビンタを初めて受けた選手であり、遠藤哲哉を一発KOした“戦慄のの張り手”を、会見の場で真正面から受けて立った。


フラフラになりながらも中嶋に向かっていったその姿に、プロレスラーとしての魂が宿っていたし、逃げない。ブレない。そんな信念が、彼の闘いの原動力だ。

かつてはスーパーマンキャラでファンを盛り上げたり、TEAM NOAHの一員として、リングを守る存在となり、仲間のために頭を下げ、そして闘う。


それが“いまの小峠篤司”のスタイルだ。

 

潮崎豪が残した“宿題”に、自らの信念でケリをつけるための行動だったし、そして、その誠意に呼応した田中将斗との世界ヘビー級王座戦が実現すれば、間違いなく名勝負になるようだったら、週プロの表紙にしてほしいぐらいだ。

 

いま、小峠篤司は“舐められるような存在”ではないだろうし、現GHC王者の高橋ヒロムの視界に入っても何ら不思議ではないハズ。

 

リング上で真正直に頭を下げた男が、次はそのリングの中心で立ち上がる小峠篤司に要注目!!