果たしたかった同期との引退試合
2023年2月21日 プロレス史上最大の夜が終わってしまった。
大武藤コールに包まれて始まったメインイベント。
何度もシャイニングウィザードが炸裂し、二度の足四の字固めで内藤哲也を攻め立てる武藤敬司。
しかし、何度も動きは止まり、武藤もこれまでか?と思う中、何度も立ち上がる。
ムーンサルトプレス飛行の逡巡は二度に渡った。
【NOAH】武藤引退試合で28分超激闘、橋本&三沢技で反撃もムーンサルトは放てず 介錯・内藤「最後まで執念感じた」 https://t.co/PQS1QCaj69#noah_ghc#MutoFinal#njpw pic.twitter.com/ZYwbmPeXhe
— プロレス/格闘技DX編集部 (@PKDX) February 21, 2023
最後は内藤流の介錯となったデスティーノに散るも、素晴らしい試合だった。
試合後、真っ白な灰にならなかった武藤は、なんと蝶野正洋に試合をするよう要請!?
レフェリーはタイガー服部に、実況は辻アナと(笑)90年代のプロレス黄金時代を令和に再現。
ドームの大観衆の私から始めたかもしれない(笑)大蝶野コールの後押しに、黒のカリスマも断れずにリングイン。
闘魂三銃士の二人が、ロックアップで組合、蝶野がシャイニングケンカキック、そして、STF…それだけで充分だった。
「まだ灰になってねえし、やり残したことがある!蝶野!俺と戦え!蝶野カモン!」(武藤さん)。しばらく逡巡した蝶野さんでしたが、覚悟を決めてリングへ。同日入門で盟友の2人の本当のラストマッチが突然決まるとドームが大歓声に包まれました。#蝶野正洋 #武藤敬司 pic.twitter.com/GshB8KSwYS
— 【公式】蝶野正洋マネージメント (@managem87085834) February 21, 2023
武藤は常々、同期である蝶野正洋と引退試合をしたいと言っていた。
そして、事実上の蝶野正洋の引退試合も武藤敬司はやってあげたかったのではないか?
真ん中で二人の手を挙げたのは現実にはタイガー服部だ。
けれど、私には、第1回G1CLIMAX決勝戦で、同じように真ん中で二人の手を挙げた橋本真也に見えたのだ。
余りに、色々な事がありすぎて、とてもとてもまとめられないけれど、しばらく武藤ロスが続くのは間違いない。
爆音と武藤コールで彩られたHOLD OUTは、全試合終了後には、バラードバージョンになっていた。
只々、ありがとう天才 武藤敬司! そして、プロレス LAST LOVEは伝説になった。