高橋ヒロムの牙城は高くとも
試合は勿論、日程的も過酷だったBEST OF THE SUPER Jr30を初制覇したマスターワト。
その最高の勢いのまま、6.4大坂城ホールでIWGPジュニア選手権に挑んだワト。
王者は、自身がジュニアでやっていく決心をした特別な相手 高橋ヒロム。
激闘の末、ヒロムがワトをTIME BOMBⅡで倒し王者防衛(19分50秒)
ワトは一気に新日ジュニアをDOMINIO(支配)できなかったが、間違いなく新日ジュニア新時代の扉を開けた。
【6.4大阪城・第7試合】
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
両者一歩も引かない意地の真っ向勝負!
王者 vs SUPER Jr.覇者の“頂上決戦”はヒロムに軍配!
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 4, 2023
直近の先輩である元3KのYOHもグレた宇和恥(笑)SHOも未だ、成し遂げていないBOSJ制覇を一足飛びで達成したのだから。
締め技はベンダバール、決め技はレシエンテメンテⅡ。
そして、何と言っても通天閣ジャーマンを開発したのが大きく、リーグ戦も通天閣が猛威を振るった。
新時代の扉はますます大きく拡がりそうだが、ワトは大阪前の公式インタビューで気になる発言をのこしている。
自身がいる新日本本隊に招き入れたいジュニア戦士がいると。
マスターワト
(Just5Guy’sに加入したことに触れて)DOUKIさん、本当にそこでいいのかな?って思っているんですよ。
あなたの居場所は本当にそこで間違いないの?
そこじゃなくて、もっと面白い場所が空いてるよ?って、言いたいんですよ。
・・・本隊ですね。
そこじゃなくて、もっと面白い場所が空いているよ?(抜粋)
引用:新日本プロレス公式サイト
もし、IWGPジュニア王者に初戴冠していたらDOUKIを初防衛戦の相手に指名するつもりだったワト。
“あなたはそこで満足しているんですか?” とも語り掛ける程に、DOUKIを推すワト。
DOUKIのメキシコで培った経験や実力をメチャクチャ凄いと評し、同世代とも言えるだけに、本隊でのタッグ結成も考えていたのかもしれない。
実際の所、DOUKIが結成間もなく、しかもタイチや金丸がいるJ5Gsを脱退することはないだろう。
しかし、DOUKIにその気があるのならば、メンバーはきっと止めない気がする。
エル・デスペラードや石森太二だってまだまだ時代を譲る訳がないし、高橋ヒロムはそれらの枠に関係なく突っ走て行く。
1週間前に拓いた扉の先には、まだまだ険しい道が待っていました!
でも必ず自分の夢は叶えます!ヒロムさん、もう一度言います。
いつか必ず、貴方を倒します!#njpw #njDOMINION— Master Wato (@Master_Wato) June 4, 2023
シングルでは未だ時代を掴んでいないYOHもSHOも黙っていないだろうし、驚異の外国人勢もいる。
マスターワト新時代がますます新日ジュニア、日本のジュニア時代を面白くしていくのは間違いない。