伝道師が紐解くプロレスの多様性
芸能界イチのプロレスの伝道師と言えるくりぃむしちゅーの有田哲平氏。
その有田さんがプロレスのエトセトラを噛み砕き、自身の哲学に置き換える。
初っ端からメジャーとインディーについて始まりますが、いきなり「パイオニア戦志」という言葉が飛び交い(笑)普通のファンじゃ絶対に知りません。
他にもプロレスLOVEや、後楽園ホール、入場曲、武者修行など、プロレスファンならお馴染みの言葉、出来事について、概念から自身の哲学を話してくれます。
大きな括りとして1章~4章に分けて、読む側に対してジャンル分けをしてくれる。
幼少期から現在までのプロレスとの関わり、自身の芸能界での立ち位置や仕事への矜持、社会との繋がりを解き明かしていく。
なるほど、こうゆう考えもあったのか!と思ったことが一つあります。
有田さんの頭の中には「理想の団体」があり、トップ選手やストーリーを常に考え、運営しているという、正にプロレスLOVEだと思いました。
有田哲平さんによる『純度100%! 有田哲平のプロレス哲学』が本日発売となりました! 有田さんからのメッセージをお届けします。 #有田哲平 #プロレス哲学 pic.twitter.com/V1WGPCszU4
— ベースボール・マガジン社【販売部】 (@bbm_hanbai) September 5, 2022
イチ選手にフォーカスしたものでも、プロレスの数ある事件簿だけを取り上げたものでもないので、初めてプロレスに触れる人でも読みやすい。
詳しいファンであれば、対抗戦やUWF、裏切りというファクターに対し、有田さんはこう思っているのか・・・
私も同感だ、あるいは私なら対抗戦について、こう考えると切り返しても面白い。
プロレスは試合を見て終わりじゃなく、前哨戦、プロレス媒体等、あらゆる局面からアプローチでき、想いを馳せることのできるドラマだと思います。
プロレスって、試合の迫力やレスラーに影響を受けて、身体を鍛えたりするのは勿論ですが、レスラーの言葉や、行動(ユニット脱退や団体移籍等)からも学ぶことが多いです。
“純度100% 有田哲平のプロレス哲学” を読んで、あなただけの哲学を考えると、よりプロレスが深くなるのハズです。