制御不能のカリスマ、英国で再起動!
2025年5月4日福岡大会を最後に、大好きな新日本プロレスを退団した“制御不能なカリスマ”内藤哲也。
そして、復帰戦に選んだのは、盟友BUSHIと共に海外での試合と宣言通りの復帰戦となった。
[LOS TRANQUILOS de JAPON]
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) July 27, 2025
Hoy en SHEFFIELD.
今日はシェフィールド。
¡¡Ex experto!!
元エキスパート(@okamotospo)‼︎
Por favor espera con ansias el día en que regrese a Japón.
日本へ帰る日を楽しみにしててください。https://t.co/k1P2gXwH55
内藤が新日本を離れた経緯は、「契約と覚悟」の物語と言えるかもしれない。
退団の数カ月前、新日本側は実に5度にもわたって慰留・・・安定した契約条件、これまでの地位、ブランド、すべてを守る提案だったかもしれない。
だが内藤は首を縦には振らなかった。彼が求めたのは“安定”ではなく“新しい景色”だったからだ。
もちろん、それは簡単な選択ではない決断であり、新日本のリングから降りれば、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の名も名乗れない。
さらに、彼自身が制作に深く関わった入場曲「STARDUST」も失うことになった。
ファンにとっても、あのイントロが鳴らない内藤は想像しにくい。しかし、それすら受け入れ、前に進むのが誰にも制御できないカリスマたる所以だ。
退団会見で語っていた「海外で試合がしたい」という言葉どおり、2人は海を渡った。
そして英国で、新ユニット「ロス・トランキーロス・デ・ハポン」を始動。
新たな入場曲も制作し、“今を生きる”という内藤の信条を、そのままリング上に投影してみせた。
今回の英国復帰戦は、ひとつの海外遠征ではない。
新日本という巨大な看板から離れた今、試合数も限られ、テレビ露出もない。
それでも、他団体にすぐ飛び込むことなく、じっくりと自らの道を歩む。
派手さや話題性だけを求めて、日本の別団体に“即参戦”する選択肢もあっただろう。しかし、それは彼の哲学ではない。
試合もないのに“しがみつくレスラー”と“飛び出したレスラー”――どちらがプロレスラーとして魅力的か。その答えはナンセンスなほど明確だ。
カリスマのリング外の活動も変わらない。
退団後もトークショーやイベントに精力的に出演し、時にはたこ焼き屋、時にはファミレスに、そして、ファンならご存知、ホーム広島、マツダスタジアムだろう。
その姿は、プロレスファンの前だけでなく、日常の中でも“制御不能”を貫いている証だ。
振り返れば、内藤の新日本時代は栄光と挫折の連続だった。
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン結成、IWGPヘビー戴冠に東京ドームのメインイベント制覇。
自分のやり方を曲げず、“トランキーロ”の精神で突き進んできた。
[LOS TRANQUILOS de JAPON]
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) August 7, 2025
La historia del momento en el que das un paso adelante.
一歩踏み出した瞬間の話。https://t.co/TlxyS60djq
今回の英国での復帰戦は、内藤哲也にとって新章の幕開けだ。
リング上でのパフォーマンスはもちろん、BUSHIとの連携も健在。
かつてのLIJの色を残しながらも、新たなチームカラーを打ち出す姿は、まさに“進化するカリスマ”を体現していた。
今後、カリスマがどのリングで、誰と、どんな戦いを繰り広げるのかは誰にも読めない。
しかし、ひとつだけ確かなのは――内藤哲也は立ち止まらない、ということだ。
制御不能のカリスマは、今日も“今”を生きていて、そしてその歩みが、また多くのファンを引き寄せるのは間違いない。
そう、トランキーロ あっせんなよ!!の精神でファンも見続けていくのだ。