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ワープロ最後の出演?”内藤哲也退団後のロングインタビュー放送!!”

内藤哲也
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制御不能なカリスマが旅立つ

最近の『ワールドプロレスリング』を見ていても、どうしても以前のように胸が高鳴る感覚が湧いてこない自分がいます。

試合のクオリティが落ちたわけではありませんし、選手たちが努力していないわけでもないことは承知しています。それでも、やはり何かが足りない。

その「何か」は明確で、内藤哲也選手が退団する、主役の座から降りてしまうことです。

現在の新日本プロレスの最高峰王者が、どこかしっくりこないことや、対戦カードの流れがマンネリ化していることも一因ではあります。

しかし、やはり決定的なのは、「制御不能なカリスマ」内藤哲也という存在がリングにいないという現実です。彼の存在感、思想、そしてプロレスに対する唯一無二のアプローチは、今の新日本プロレスにおいて他に代えがたいものでした。

内藤哲也選手は2015年、メキシコ遠征から帰国後、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」(L・I・J)を設立しました。

当初は賛否両論ありましたが、彼は従来のベビーフェイス像とは一線を画し、「制御不能」というキャッチフレーズとともに、独自の道を突き進み、“正しさ”や“ヒーロー像”に対する彼なりの反骨精神がありました。

やがてL・I・Jは新日本プロレスの中心ユニットとなり、多くの選手が彼の背中を追うようになりました。

EVIL、SANADA、BUSHI、高橋ヒロム、鷹木信悟、そして辻陽太といったメンバーが加わり、それぞれが個性を発揮しながらも、内藤というカリスマのもとで独特のチームカラーを築き上げました。

世界ヘビーの前身であるIWGPヘビー級とインターコンチネンタルの二冠王者となり、そして、IWGP世界ヘビー王座にも戴冠し、東京ドームで”デ・ハポン”大合唱を実現しました。

しかし、その栄光の裏で、内藤選手自身の身体は確実に蝕まれていきました。膝の故障やコンディションの不安定さは、ファンの間でもたびたび話題になっていました。

タイトル戦線から離れる時期もあり、それでも「最後まで新日本プロレスにいるのでは」という希望を抱いていたファンも多かったはずです。

だからこそ、2025年春に突如発表された新日本プロレスからの退団は、多くの人々に衝撃を与えました。

内藤哲也が新日本のリングから去る――それは、ひとつの時代の終焉を意味していました。プロレス界における「革命児」として、既存の価値観を壊し続けてきた彼が、ついにその舞台を離れる。

L・I・Jを通じて築いてきた「制御不能」の美学は、今後どう継承されていくのか。ファンにとっては複雑な思いが交錯する瞬間でした。

そんな中、嬉しいサプライズが舞い込みました。『ワールドプロレスリング』が、なんと内藤哲也選手のロングインタビューを放送すると発表したのです。

それも、退団前ではなく、退団「後」に収録されたものだというのです。
再び、一歩踏み出した今、彼は何を語るのか。これはファンならずとも見逃せない内容です。

番組タイトルは『内藤哲也 退団後ロングインタビュー “制御不能な旅立ち”』。これまでの歩み、L・I・Jへの思い、そして退団の真相も?カリスマの言葉で語られる真実に注目が集まります。

「制御不能なカリスマ」は、何を振り返り、何を見据えているのか。

新陳代謝、世代交代とは言いつつも、必要な人材が次々と抜け、しがみついたてたり、何も動かない中堅選手が居続ける新日本プロレス。

明らかにメジャー団体と言われる中で、圧倒的に遅れています。

内藤哲也という男が、新日本プロレスに残した影響は計り知れません。

リングの上だけでなく、プロレスの見方そのものを変えてくれた稀有な存在でした。

だからこそ、彼の旅立ちは、決して終わりではなく新たな始まりとして、我々も受け止めるべきなのかもしれません。

今はただ、その魂の言葉を”トランキーロ” 焦らずに耳を傾けるべく要注目です!!