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辻陽太G1Aブロック突破!覚悟の夏を今年こそ覇制!?

無所属
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辻陽太 覚悟の夏

真夏の新日本プロレスを彩る、世界一過酷なリーグ戦――G1 CLIMAX 35。


全20選手が真っ向からぶつかり合う中、大混戦となったAブロックを勝ち上がったのは、EVIL、デビッド・フィンレー、そして辻陽太の3人だった。

ブロック最終盤、首の差で涙をのむ強豪も多い中、この3名の顔ぶれは実に対照的だ。

バレットクラブのリーダーとして、どん底から冷酷無比に勝ちを積み上げたフィンレー。

ヒールユニット「HOUSE OF TORTURE」の邪悪な暗闇王EVIL。

そしてどのユニットにも属さない孤高の無所属 辻陽太。

とくに辻は、純粋に新日本本隊にも属さず、A唯一のベビー側として、その存在感は際立っている。

後半戦こそ勝率は落としたが、同世代の日本人選手の中で唯一決勝ステージへ進出。

この事実は、内藤哲也が「頭ひとつ、いやふたつは抜けている」と評する通り、確かな実力を示すものだった。

昨年はNEW JAPAN CUPを制し、G1でも準優勝と、結果だけを見れば、既にトップ戦線を牽引する資格を持つレスラーだ。

リング上だけでなく、辻は発言でも異彩を放ち、新日本の海外進出は、アメリカよりもアジアと話し、馴染みある「マーロウのプリン」を頬張るだけでなく広告塔となり、長いソバージュをなびかせながら豪快に笑う。

マイクでの決めゼリフ――「覚悟はいいか!」

この一言は、単なるパフォーマンスではなく、対戦相手に、そして観客に、プロレスを生き様として見せる覚悟を問う言葉であり、その声を聞いた瞬間、会場の空気は一変し、リング上は辻の色に染まる。

今回のG1ファイナルは、辻陽太が自らの存在を、新日本の未来像と直結させる戦いになる。

昨年の準優勝から一年、さらなる成長を見せつけるか、それとも再び壁に跳ね返されるのか。

その結末は、団体の勢力図にまで影響を及ぼす可能性を秘めている。

2025年夏、辻陽太は覚悟を胸に、再びリングの中心に立つ。

ファイナルトーナメントのゴングが鳴る瞬間、会場に響くあの言葉は――今年こそ、本当の意味で決意となりそうだ「覚悟はいいか!!」