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【NOAH】清宮N1連覇へ咆哮!OZAWAにジェラっても陽キャ!?

清宮海斗
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陽キャの目覚めたジェラシー

今年の元旦から続く“OZAWA大フィーバー”は、団体を超える勢いを生み出し、NOAHの会場を連日満員に押し上げた。

デビュー間もない若きスターが巻き起こした熱狂は、これまでのNOAHの価値観を一変させ、リング上もバックステージもOZAWAを中心に回っているといっても過言ではない。

だが、その流れに今夏、風穴を開けたのが拳王である。

反骨心をむき出しにし、夏の戦いで流れを止めたが、その拳王からGHCヘビー級のベルトを奪い取ったのがKENTA。

実に11年ぶりとなる戴冠劇は、かつてのNOAHを知るファンにも衝撃を与え、団体の歴史を再び動かすこととなった。

その陰で、長年NOAHを背負ってきた清宮海斗の存在は、ある意味で埋もれかけていた。

だが清宮は沈黙を選ばず、N-1 VICTORYを目前に控え、清宮はついに首脳陣やOZAWA本人へ、自らの生の感情をストレートにぶつけたのだ。

「てめぇ、コノヤロー!」といったプロレス特有の罵声ではなく、自虐とユーモアを交えつつも爽やかに、しかし確かな嫉妬心を表現する姿は、従来の清宮像とは一線を画していた。

これまで彼は団体の未来を担う若きエースとして、常に真っ直ぐで正々堂々とした姿勢を貫いてきた。

だが今回は違う。OZAWAの存在感に押し出され、自身の立ち位置が揺らぐ中、心の奥にくすぶるジェラシーを笑顔とともに吐き出したのだ。

この率直な姿は、むしろ多くのファンに共感を呼び起こしたかもしれない。

象徴的だったのは、N-1のメインビジュアルでの扱いだ。

昨年の覇者でありながら、清宮の姿はポスターの上部に横顔で“とりあえず”配置されている印象にすぎない。

中央には現王者KENTA、そしてその次は、やはりOZAWAが大きくフォーカスされる。

団体の流れがどこに向いているのかは明白であり、清宮にとっては屈辱的な現実であった。

だからこそ、彼は言葉を選ばず感情をさらけ出した。

「自分だってまだNOAHの中心である」という強い思い。

それをリング上の勝敗だけでなく、生身の人間として吐露したことに大きな意味がある。

現在の流れから、二連覇を果たしても序列が変わる保証はない。

それほどに今の熱狂はOZAWAを中心に広がり、ファンの視線はKENTAや拳王といったベテランにも注がれている。

だが、その中で敢えて自らの弱さや嫉妬をさらけ出した清宮の言葉は、むしろ彼を再びリングの中心に押し戻す原動力となりうるだろう。

プロレスは単なる勝敗の世界ではなく、選手が背負う感情や、リング上に立つ意味が観客に伝わってこそドラマが生まれる。

清宮がぶつけた明るいジェラシーは、ファンに「やっぱり清宮を応援したい」と思わせるだけの力を持っていた。

OZAWA旋風に揺れるNOAHにおいて、清宮の存在は決して過去のものではない。

むしろN-1を通じて再びその価値を証明し、新時代のリングに自らの居場所を奪い返す可能性を秘めている。

N1二連覇という偉業に挑む姿はもちろん、そこに込められる彼の感情や意地こそ、今年の夏の最大の見どころとなるだろう。

清宮海斗の巻き返し――それは、単なる一選手の復権ではなく、OZAWA一色に染まるNOAHに新たな色を加える闘いでもある。

団体の未来を決するN-1のリングで、彼がどんな物語を紡ぐのか、要注目!!