web analytics

上谷沙弥にカリスマも出演?”ラビット”はプロレス応援番組!?

TV番組
スポンサーリンク

世間に広めるには

TBS朝の情報番組「ラビット」に、2025年東スポ女子プロレス大賞が確実視される上谷沙弥がレギュラー出演している。

上谷だけでなく、新日本プロレスを退団した“制御不能なカリスマ”内藤哲也もゲストとして登場したという。

さらに長州力、武藤敬司、蝶野正洋というプロレス界のレジェンド3人も揃って出演しており、番組がプロレスを一般層へ浸透させようとする姿勢がうかがえる。

出演者の人選からして、プロレスに馴染みのない視聴者や興味が薄い層に向けた“入り口”としての役割を担っていると言える。

とはいえ、長年プロレスを追い続けてきたファンからすれば、必ずしも惹かれるわけではない。

レスラーがよく口にする「プロレスを広めたい」という言葉は、まだ知らない層へ届ける意図があるのであって、既存ファンが積極的に情報番組を観る必然性は特にない。

イチファンとしてプロレス村に長く見てる1人として、プロでない場所でのレスラーをわざわざ見ることはないだろう。

もちろん、「新日ちゃんぴおん。」のように、メディア露出を通じてファンが増えるきっかけとなるのは喜ばしい。

とはいえ、武藤敬司も餅は餅屋と言ってたし、逸材も、一部、アングラな所と魅力とも言ってた気がする。

 

物事が広まれば、同時に副作用も懸念される。

例えば、なぜレフェリーは乱入を見て見ぬふりをするのか、団体は本気で取り締まらないのか、といった疑問が新規層から投げかけられる可能性がある。

あるいは、反則や乱入で勝利してもいいのかという不満も生まれ得る。

WWEのように「スポーツエンターテインメント」と公言する形であれば、受け入れられやすい。

だが日本のプロレスはそうではない以上、外から悪い意味でプロレスだからと一括りにされると心外だろう。

一つの意見として、ファンにとってプロレスが世間に広まるか否かは大きな問題ではない。

そもそもJリーグの話題をする人だってほぼおらず、野球ですら大谷翔平ばかりが注目されるように、メディア露出が人気の持続や質の担保につながるとは限らないのだ。

むしろ私たちが望むのは、心を震わせる熱い闘い、胸に刺さるプロレスそのものが大きい。

最近のレスラーが口を揃えて「世間に広めたい」と語るがファンにとっては、そんなに重要ではなくて、広がりよりも“面白さ”や、心に刺さることが今のファンにとって大切かもしれない。