WWFジュニア時代
黒いカリスマ 蝶野正洋が現役、引退問わずゲストを招き、新日本プロレスでの試合を選手自ら選び、その試合を観ながら、当時の状況を交えて語り合うトーク番組。
今回のゲストは、レジェンドであり現在も現役で闘い続ける超飛龍・藤波辰爾です。
二人は過去に何度も対戦し、タイトルも掛けて戦ったことのある直接の先輩・後輩であり、気心の知れた選手同士なので非常に興味深いトークとなりました。
ドラゴンが選んだ試合は全て、WWF認定Jrヘビー級試合(左側が王者)
1:カルロス・エストラーダ VS 藤波辰爾
2:藤波辰爾 VS エル・カネック
3:藤波辰爾 VS 木村健吾
4:藤波辰爾 VS ダイナマイト・キッド
5:藤波辰爾 VS チャボ・ゲレロ
どの試合も観たことがなく、藤波とてもスピーディーで、筋骨隆々の身体で、驚きました。
蝶野も同じ感想で、藤波自身も当時に戻りたいと冗談で言っています(笑)
カルロス戦では、戦慄の新技ドラゴン・スープレックスで会場は大歓声。
しかし、ドレッシングルームにいた選手達は、初見であるのと危険すぎる技ということで凍り付いたようです。
初めて繰り出す技は、受ける方は当然ですが、繰り出す方もうまく出せるかの部分で相当のプレッシャーと思われます。
カネック戦では、藤波選手が負傷箇所である足首を引き摺っているのです。
蝶野「藤波さん、足を負傷しているようには見えませんね」
しかし、いやいや思い切り無理してるし、脚、悪いの分かるよ!と思うので、試合VTR観てんのかなと思ってしまった(笑)
生涯現役・ネバーギブアップ!
3試合目を観てて、次は長州力との名勝負数え唄です。
その次は、これぞ名勝負と言われる、猪木対藤波の60分フルタイムか、それとも東京ドームでの王者リックフレアーが相手のNWAタイトル戦かと思って観ていました。
しかし、最後まで、藤波が日本にジュニアの礎を築いたWWF Jr王者時代の試合で占められます。
名勝負製造機でもある藤波ですが、この頃は、ライバル長州も初代タイガーマスクもまだいない時代であり、新日の期待を一身に受けている藤波辰爾の全盛期といえます。
どの試合も観応えがあり、この頃(1980年前後)は、鉄柵も無いので、フェンス攻撃もありません。
観客も選手が場外乱闘で迫ってきたら、急いで回避しないといけないので、スリルかつ選手と非常に近い距離感です。
蝶野のバラいろダンディで鍛えた(笑)質問力と、二人が同じ時代にレスラーを送っていただけに、色んな話が聞けてとても面白く興味深い内容です。
生涯現役を宣言している藤波辰爾は、令和3年のデビュー50周年にはシングル2冠王に輝きます(HEAT-UPユニバーサル&PWL世界王座の2冠)
ベルトを巻くこと自体、伝説のアントニオ引退試合で、IWGPヘビー級を奪取(王者は佐々木健介)以来のなんと23年振りの出来事です。
みんな昨日はありがとう!
ヒロム、ありがとう!
まだまだ頑張るよ!
時代の壁を取り払ってみんなで一緒にプロレスを楽しもう! https://t.co/GHu5sDEMIc
— 藤波辰爾【公式】 (@dragondradition) November 23, 2024
2024年には、念願のお城プロレスを実現させ、現代の新日本及び日本のジュニアの最先端にいる高橋ヒロムとのシングルマッチ!を闘いました。
生涯現役・ネバーギブアップ! 飛龍・藤波辰爾は、これからも飛躍し続けます。