点ではなく線で見る、だからプロレスは面白い
遠い昔になりますが、学生時代の日本史や世界史の教科書に載っている写真や絵を見るとことで、その時の情景や雰囲気が伝わってきます。
プロレスも試合中の写真もそうですが、入場シーンやリング上で選手が勢揃いの場面等からも伝わってきます。
この写真も、このワンシーンの中で、色んな情景、オモシロシーンが伝わってきます(笑)
たとえば、物まね番組等でもその人物を知らなくても笑える、語れる場面がある中で、この1枚でプロレスファンなら色んな思いがよぎります。
総帥アントニオ猪木、藤波辰爾、前田日明、藤原喜明らの錚々たる選手が揃う中、超新星の武藤敬司がヘルメット姿のまま並んでいる・・・しかも直立不動(笑)
これは一目見ただけで忘れないし、正直無茶苦茶、面白いシュールなシーンに見える(笑)
このシーンは “ジャパンカップ争奪タッグリーグ戦” での一コマです。
実際、このシーンは初めて見ましたが、新日本本隊にUWF勢、そして凱旋帰国した武藤敬司を売り出そうとした結果、この時は面白い方向にいったのかなぁって印象です。
武藤曰く「猪木さんが、ヘルメット会社のスポンサーが付くかもしれないから被って出ろと言われて出場したけど、結局、付かなかった」と述懐してます(笑)
天才・武藤敬司は同世代の選手が引退、もしくは逝去した中で、自身の最大の見せ場、刺激を燃焼できるプロレスのリングで58歳になる今も最前線にいます。
成功も栄光も失敗も経験してきた武藤を見て、一つの事を極めるって、こうゆう事なんだと改めて尊敬します。
2022年1月8日 新日本プロレスvsNOAH対抗戦の中で、注目度では1,2を争う試合の中にいる武藤敬司。
オカダカズチカ、棚橋弘至vs武藤敬司、清宮海斗の一戦で、天才がどんな変幻自在の試合を魅せてくれるのか、いまから非常に楽しみです!