王者ジェイク・リー負傷欠場で三冠戦消滅
全日本プロレスは、アイスリボン程ではないにしろ、主力選手3人が同日に退団(12.16後楽園)というショッキングな出来事があり、その事実に対し主力選手の青柳優馬が公然とフロントを糾弾。
「(ゼウス、岩本、野村が退団)会社は絶対重く受け止めた方がいい。スーツ着て偉そうにしてるヤツら。全員そうだ。今日という日を深く心に受け止めて、一生後悔しろ。今日はそれぐらい残念な日なんだよ」
新日本では内藤やヒロムもフロントにモノ申す事が多いですが、それよりも、これは”一生後悔しろ”と言う突き刺さるフロント批判です。
この事件が全く醒めやらない中、三冠王座を防衛し続け、東スポ大賞の殊勲賞に輝いたジェイク・リーが、12.28大会で負傷しよもやよもやの長期欠場、王座も返上となってしまう!?
来年の1月2日に物議しか醸していないであろう、アブドーラ小林との三冠戦も消滅します。
— ジェイク・リー (@JL_LCG_0119) December 28, 2021
付いていない時は、重なるものなのか、それとも秋山準が抜けた頃から歯車が上手く回っていないのか、いずれにせよ、全日本プロレスは2022年に創立50周年を迎えます。
新日本はヴィジョンが明確も、全日本はどうなのか?
同じく創立50周年を迎える新日本プロレスは、プロレスリングNOAHとの対抗戦と言う極上のごちそうをファンに提供。
更には、「全世代のプロレスファンの方々に楽しんでもらえる展示会」をコンセプトに、新日本プロレス50年間の歴史を振り返る展示イベントの開催を決定するなど(東京ドームシティGalley Aamo)着々と進行しています。
一方の全日本プロレスは個人的には “コレ”といった試合カードやビッグマッチのアピールをしていないように見えます。
ジェイクとアブ小の三冠戦が実現していたとしても50周年だからということは特段ないでしょう。
ジェイクがこうなってしまった以上、おそらくサイコー宣言・宮原健斗や諏訪魔なりが出てきて王座決定戦をやるのではないか・・・なんとなく読めてしまいます。
仮に、大日本プロレスの関本大輔や岡林裕二が出て来ればそれはもうスゴイ試合になるでしょうが、今に始まったことでないだけに新しさはありません。
DDTに秋山準が加入したことで、あれほどまでに選手らが変わり、純プロレスしか見なかったファンらにも注目を浴びるようになったDDT。
今や、三沢光晴、小橋建太ら四天王がいた全日本プロレスの面影は微塵もありませんが、その欠片が残っていた秋山準を活かせなかった全日本プロレスは大きな財産を棒に振った様にも思えてしまう。
話題性でもNOAHの後塵を拝す全日本プロレスの起死回生策としては、どこかの団体と本格的な絡み、対抗戦を何故しないのかなと思ってしまう。
1月3日世界タッグ戦
煽りV撮影に来ています。
青柳優馬選手とコミュニケーション取ろうと思います!#ajpw pic.twitter.com/XvmKIZEXeP— 宮原健斗 (@KentoMiyahara) December 28, 2021
局地的には大日本やドラゴンゲートと絡んでいますが、宮原らが動いて50周年にむけて大きな花火を打ち上げて欲しい所です。
新日本プロレスーNOAHがあるならば、全日本プロレスーDDT等の対抗戦が始まれば相当に面白いでしょう。
個人的な想像(妄想)なので(笑)未知数ですが、いずれにせよ全日本プロレスはどこかの団体とコトを起こさないと盛り上がらないままに50周年が終わってしまいそうなだけに、サイコーな50周年を見せてほしいところです。