YOSHI-HASHIの急成長
G1CLIMAX33 Bブロックで共に4点と脱落したKENTAとYOSHI-HASAHがブロック最終戦で激突する。
しかし、二人のシングルマッチとして、最も気になる試合かもしれない。
それは現時点でKENTAとYOSHI-HASAHのパワーバランスが逆転している様に思えるから。
これまでは知名度でも話題性でも試合に関してもKENTAが優っていたかもしれない。
しかし、YOSHI-HASAHは新日本プロレスのタッグの頂点であるWTLの連覇に、IWGPタッグ王者として堂々の実績を上げた。
加えて、相棒であり先輩・後藤洋央紀にたいしての呼び捨て(後にごっちゃん)で話題となり(笑)内藤哲也へのシュートなコメントと言葉にもエッジが利いてきた。
それだけにKENTAに棒ちゃん(笑)ブサイクだとイジられるだけの相手でなくなった。
KENTA G1公式戦
一方のKENTAは、正直、G1に初出場した頃の期待感も、ワクワク感も殆ど無くなってしまった。
何せ、試合タイムもタイチ戦が2分19秒、場外戦があったにせよELP戦は0分19秒!と曲者・矢野通を思わせる。
オカダカズチカとはタイムアップ間近の激闘をしたにせよ、常にそういった試合を見せないと、優勝候補には上がってこない。
昨年は、自伝「足跡」を宣伝すべく下田美馬姉さんとKENTA劇場で盛り上げて面白かったが、それも素晴らしい試合あってのことだと思う。
硬軟織り交ぜた試合が「今のKENTA」にしてのG1は激しく真っ向勝負のKENTAでいいのではないか。
それにKENTAはバクステでNJPWWORLDスタッフをいつもイジってるが、正直、身体部分で笑いを取る手法は古過ぎるし、見ていて気持ちのいいモノでもない。
日本のお笑いでも自粛気味の中、海外移住のKENTAはそれが分からない訳ないのに何故、続けるのだろう?
YOSHI-HASHI「もう決勝トーナメント行けないけど、でも、このリーグが決まった時、ある意味“一番気になっている男”KENTA。オイ、最後はテメェを倒して、この『G1 CLIMAX』フィナーレを見せてやるよ」
全文https://t.co/sMrZzrX8p3#G1CLIMAX33 pic.twitter.com/zuu3lPqKNV
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 1, 2023
いずれにせよ今のKENTAとYOSHI-HASAHにこれまでのような大きな差は無いと思う。
“物事が変わるのは一瞬” この言葉が明日、再現されるのか期待したい。