パロスペシャル 副題の凛々しさの割に・・・
遂に決めたウォーズマン二大最強フェイバリットの一つ、パロスペシャル!!
正義超人特有の初動が発光した状態でのパロスペだけに、ここからポーラマンを振り切った “ジ・エンド”に持っていきウォーズマンも最上階行きか?
しかし、試合時間にして30分が経ってしまったのか、体内から煙を吐き出し、首の回線の断線も響き、オニキスマンが脱出!
しかも見たくなかった、バファローマンやネプチューンマンも実行した手首のリストを切ってのパロスペシャル破りです。
そして、オニキスマンが逆に前乗りパロスペシャルと言える “ブラッケンド・オーバーライダー”で豪快に叩きつける!
この技は締め付ける関節技ではなく、落下型のフェイバリットというのがミソです。
良く見ると、ビックボディさんの “メイプル・リーフクラッチ”に似てます(笑)
久々にザ・マンもコマ割りに登場し、リアル・ディールズ初の敗北者がウォーズマン!?と思わせる。
しかし、目の光も消え失せた中で立ち上がってくるウォーズマンのここからの画が通常以上にムチャクチャ格好よく見えます。
ウォーズマン「・・もうとっくに限界は超えている。だから・・もう一発しか打てない」
そう言い残すとダブルベアクローを発動。
バファローマン「一発? お前まさか!」
最後の切り札 “光の矢” 発動か!?
おぉぉーーーー!! これはあの必ずと言っていい程、イジられる 、ウォーズマン理論(笑)、しかし、最高に熱い名場面・1200万スクリュードライバー発動じゃないのか!?
このために、ゆで先生は、バファローマンを帯同させたのかもしれません。
もし、忘れてしまった!ピンとこない人がいたら、キン肉マン無印の単行本の10巻~11巻辺りを何とかして(笑)読み直してください、378話がより面白くなるハズです。
実はウォーズマンがスクリュードライバーで相手を破ったことは少なく、最も有名なのは超人オリンピックの準決勝の対ラーメンマン戦でしょう。
そもそも、ザ・ビッグファイト以降のシングルマッチの勝利自体が少なく、ゆで先生の “ウォーズマンって人気無くない?”という大きな勘違いが引き起こしてしまった悲哀です。
そのためなのか、キン肉マン無印最後の長編である、「王位争奪戦 サバイバルマッチ」決勝戦も本戦前に脱落してしまい、大きな見せ場が無くなり熱心な読者は言葉を失ったでしょう。
果たして、ウォーズマンの “最後の一発”がオニキスマンの自信とボディを穿つのか?必読です!!