消えた権利証が復活?
大熱狂、大興奮のG1CLIMAX33が終わってから、およそ3週間が過ぎた。
そして、ロングシリーズ「Road to DESTRUCTION」が開幕。
開幕前から、ベテラン軍が大きくフィーチャーされたNEVER無差別級6人王座戦。
G1最終戦で、IWGP世界王者のSANADA、KOPW保持者のタイチからベルトを強奪したEVILとSHOのタイトル戦等、話題盛り沢山だ。
しかし、ちょっと待って欲しいG1覇者である内藤哲也の話題というか、注目度が低くないだろうか?
G1公式戦で敗北したジェフ・コブとのスペシャルシングルマッチは組まれているが、裏を返せばそれ以外にない。
一昨年辺りから、悪評?高かった1.4挑戦者権利証がレインメーカー提言により廃止された様子。
それ自体には、内藤哲也も賛成していたようにも思えたが、まさかの自ら権利証マッチを宣言!
しかも、肝心の権利証は手作りであり(笑)ブリーフケースにも入っていない。
確かに、スペシャルとはいえ、互いに勝っても負けても特に変動が無いとなれば、トップ同士のシングルとしては物足りない。
あれほどこだわっていた1.4ドームのメインへのリスクを懸けて迄、動いた制御不能なカリスマ気持ち。
それには、新日本プロレスは何故、G1王者を活かさないのか、おいしい存在を上手に料理しないのか?と暗に言っているのではないか?
[LOS INGOBERNABLES de JAPON]
Puede que sea sólo un trozo de papel.
ただの紙切れかもしれない。
Pero…
— 内藤哲也 naito tetsuya (@s_d_naito) September 10, 2023
正直、多くのファンが不満に思っているかもしれない、真夏の祭典を制したカリスマを何故、放置するのか?
この流れの速い世の中で、8月に終わったシリーズの覇者の権利を、1.4ドームまで引っ張ること自体、見直すべきなのではないか?
年末は、ジュニアのタッグリーグに、ヘビーのタッグリーグがあるから “動き” が取りずらいのも分かるが、旬の内に鉄を打って新たな流れを作るフェーズに入っているような気がする。
温故知新ではないがかつての「G1CLIMAXスペシャル」の様に、G1覇者が時の王者に真っ先に挑戦し、1.4のストーリーはそこから先で構築していっても面白いハズ。
仮にもし、内藤哲也が負けたら、ジェフ・コブにスライドして、1.4ドームのメインに歩を進めるとは簡単にはいかないだろう。
Road to DESTRUCTION DAY 3 (September 10th, 2023) Backstage comments!
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— njpwworld (@njpwworld) September 11, 2023
絶対にリマッチするのは目に見えている。
それならば、時代の流れにそったシリーズ構成にするのもアリだと思う。
長いシリーズ、内藤の権利証宣言(自作)に新日本プロレスは公式声明を出すのか?
それとも既読スルーするのか?
ジェフ・コブは、非常にクレバーなだけに、カリスマを揺さぶりつつ、盛り上げ、そして勝つつもりだろう。
秋を迎えても、制御不能なカリスマの動向からは常に目が離せない!!