暗黒期を支えたライバル
2026年1月4日――新日本プロレスが誇る“夢の祭典”東京ドーム大会。
その超目玉カードの一つとして、ウルフ・アロンのプロレスデビュー戦がEVILに決定した。
オリンピック金メダリストという異色の肩書きを持つウルフが、邪悪の館の化身EVILを相手にどんな闘いを見せるのか、早くも大きな注目が集まっている。
しかし、それ以上にファンの関心を集めているのが、太陽の天才児・棚橋弘至の“引退試合”の相手が、いまだ発表されていないことだ。
団体の内部では既に決まっている可能性もあるが、そのベールは固く閉ざされたまま。ファンの間では「誰が棚橋の最後の相手を務めるのか」が最大の話題となっている。
候補としてまず浮かぶのは“歴史”を象徴する存在――中邑真輔だ。
かつて新日本プロレスの暗黒期を共に支え、時に肩を並べ、時に激しくぶつかり合った盟友。
中邑がWWE日本公演で棚橋を思わせる発言をしていたことからも、ファンの間では「中邑帰還か？」という期待が日に日に高まっている。
【ＷＷＥ】中邑真輔が凱旋勝利！ 来年1・4引退の棚橋弘至に〝メッセージ〟「日本、愛してま～す！イヤァオ！」｜東スポWEB#WWEhttps://t.co/k0OYXG51eH
— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) October 17, 2025
一方で“未来”を託すという意味では、新世代の選手との対戦も考えられる。
清宮海斗、海野翔太、辻陽太といった次代の旗手たちとの闘いを通じて、棚橋が最後に新時代へバトンを渡すというシナリオも魅力的だ。
すでに多くの若手と名勝負を繰り広げてきた棚橋だが、まだ完全に託しきれていない相手がいるのかもしれない。
さらに、“意外性”という可能性も捨てきれない。
もしも内藤哲也が今も新日本所属であったなら、その名前が最有力だっただろう。
制御不能のカリスマと、太陽の天才児――この2人の関係性が再び交わる舞台は、まさに伝説級の瞬間となったはずだ。
ただし、内藤が退団した今でも、どこかでその可能性を信じたいファンは多いハズ。
また、一夜限りのスペシャル形式、たとえば長州力の引退試合のような「5人掛け」という形式も考えられる。
果たして、その相手は誰なのか・・歴史か、未来か、意外性か――。
プロレス界全体が固唾を飲んで見守る中、いつその名が発表されるのか、要注目！！