ファンダズモと石森の対決ならず
ベスト・オブ・スーパージュニア29 A/B公式戦最終日までもつれた優勝進出決定戦。
最後は、高橋ヒロムが石森太二を寄り切り、エル・デスペラードがエル・ファンダズモに勝利し、日本武道館の切符を掴みます!
ですが正直言えば、石森とファンタズモの2人のキューテストタッグ同士の優勝戦も見たかった。
せめて、どちらかは日本武道館に進出してほしかったのが偽らざる気持ちです。
あるいはエース・オースティンが息切れせずに、決勝戦進出したら、センセーショナルでした。
ファンタズモがバックステージで発したのは心の叫びでしょう。
故郷に帰らずに、ホテルを転々としながら、シリーズに出場し、手薄な外国人枠をフォローしてきました。
同じ境遇を過ごしたとも言えるザック・セイバーJrは、NJCを制覇しただけにやるせない気持ちもあるかもしれない。
確かにファンタズモは勝負に負けたのだから仕方なしとも言えます。
しかし、プロレスラーの価値や魅力が試合の良し悪しだけで決まらないのは多くのファンが知ってます…
ヒロムは土下座してまで、オレを止めてくれ!と叫び、相手選手への怒りを引き出すことで、自身を追い込む。
それでも勝つ自信はあったんでしょうし、ココロのどこかにはニュースターの誕生を待ってた気がします。
それそれ!だから記者会見で土下座してまで頼んだんじゃん!
— 高橋ヒロム / Hiromu Takahashi (@TIMEBOMB1105) May 30, 2022
でも俺は絶対に負けないよん🐶 https://t.co/L06gP0qwPe
それでも、それでも高橋ヒロムを止められなかった石森太二は最終戦はノーコメント。
デスペラードもエル・リンダマンを始め、ニューカマーらの、躍動に大きな刺激を受けながら、多くのメインイベントをシッカリと締めます。
今年の1.4東京ドームでも闘った2人がジュニアの最高峰の大舞台 日本武道館で再び雌雄を決す(デスペが勝利)
一昨年のBOSJ27の決勝戦でも2人は闘い、壮絶な試合風景をよく憶えてます。
今年のジュニア戦線をシリーズを通し、更に話題性でも引っ張ってきたのはデスペラードで間違いないでしょう。
ココは絶対ヒロムに連勝して、明確な実績の上でもヒロムに追い付き、追い越していきたい。
ヒロムもここでBOSJ3連覇!を成し遂げて、選手横並びでなく、今後もう誰も破れない、追い越せない記録を達成したい。
ジュニアの原風景を変えさせなかった最高のライバル同士の日本武道館決戦に要注目です!!