G1中盤は一番面白い
G1 CLIMAX 35は、Aブロック・Bブロックともに中盤戦に突入し、いよいよ勝負の分水嶺を迎えつつある。
開幕直後の高揚感もさることながら、この中盤戦こそが最もスリリングで見応えがある、と語るファンも少なくない。
というのも、今の段階ではまだ全選手に可能性が残されており、誰が抜け出すか予測がつかない状況が続いている。
ブロック突破が決まった選手もおらず、脱落が確定した選手もいない。
この時ばかりは言っていいのか「全員横一列」、実力伯仲、混戦模様だ。
棚橋「この俺の思いが近いうち、みんなの確信に変わると思う。『棚橋は、やっぱりそういう奴だったな』。ラストイヤー? 関係ねえ。俺が絶対にプロレスを盛り上げるんだっていう使命感、それだけで生きてる人間だって事を、皆さんくれぐれも忘れないでね」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) July 25, 2025
残念ながらゲイブ・キッドの欠場というアクシデントはあったが、それでも出場する19名の顔ぶれは実に多彩。
現王者や次世代のホープ、脂の乗った中堅、百戦錬磨のベテラン、そしてヒール勢と、まさにバラエティに富んだラインナップだ。世界屈指の真夏の祭典としての厚みを感じさせる。
個人的には、制御不能なカリスマ内藤哲也が今回は不参加というのも、ある意味では冷静に全体を見渡せる好機となっている。
誰にも感情移入しすぎることなく、純粋に勝敗と展開を楽しめる大会として、今大会はひときわ興味深い。
注目すべきは、これまでの実績を覆すような予測不能の展開だ。BULLET CLUB WARDOGSのリーダー、デビッド・フィンレーがまさかの大不振。
鷹木信悟も白星をなかなか重ねられず、波に乗れない。
一方で、成田蓮が躍進を見せ、まるで主役を張るかのような奮闘ぶり。YOSHI-HASHIも絶好調で、G1ならではの“シンデレラ・ストーリー”の予感さえ漂わせている。
ここから先、終盤戦にかけてどうなるか。誰が頭ひとつ抜け出し、誰が意地を見せて食らいつくのか――。
混戦だからこそ見逃せない、真夏の最強決定戦は、
果たして、ブロック中盤戦から終盤戦にかけての「真夏の最強決定戦」に引き続き要注目!!