戦慄の投げっ放しジャーマン
CSテレ朝で放送されたワールドプロレスリングの特番。
ありがとう!俺たちの”燃える闘魂” アントニオ猪木 追悼スペシャル
その第3夜で、1995年1月4日 で東京ドームで行われた、アントニオ猪木対ビックバン・ベイダーの最後のシングルマッチを久々にフルサイズで見ました。
東京ドームでの天龍源一郎戦や、福岡ドームでのグレートムタ戦、北朝鮮でのリック・フレアー戦等,
闘魂絵巻最終章の中で最も語られる試合の一つだと思います。
何が凄いって、入場からファンの大歓声がものスゴくて、辻アナの実況が全く聞こえない。
音響の違いもあると思いますが、今、こんなことって絶対に無いわけで、この時の猪木信者と、新日ファンの熱量はWWEユニバースにも負けないほどのエネルギーです。
しかし、この試合はスゴイ、何度見ても、その凄まじさに唸ってしまいます。
ベイダーの圧倒的パワーを全面に出す打撃や投げ技は勿論ですが、猪木の受け、リングでも場外でも全て受けて受けて受けまくるプロレス、覚悟がスゴイなんてものじゃない。
事前にベイダーには “遠慮するな” と猪木さんは伝えていたらしいのですが、それでもベイダーさん、ここまでやるの!?という程の波状攻撃です。
ブルパワー全開の攻撃の中でも最も有名なのが 急角度”投げっぱなしジャーマン” です。
【映画🎥 #アントニオ猪木をさがして 番外編】
— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) September 26, 2023
映画プロモーションVTRにもある
ベイダ―戦伝説のジャーマン#アントニオ猪木 #ベイダー戦#ジャーマン https://t.co/vJQLp9EUCv pic.twitter.com/favgCAMu8W
逸材 棚橋弘至もファン時代に見て “猪木死んだ!” と思ったとインタビューで言ってました。
それほどに、驚愕なジャーマンで私も初めてみた時、思い切り声を上げました。
しかし、見返したことで猪木もベイダーに、強烈な反撃をしていたことを思い出しました。
ナックルパートの連発から、場外でベイダーに椅子を真上から振り落とし、流血させるなど、闘魂殺法を繰り出してます。
同番組内で見たジェラルド・ゴルドー戦だと、ほぼ攻められていて、最後になんとか魔性のスリーパーで勝ちを拾った様な感じでした。
一方の皇帝戦士も、投げ捨てジャーマンだけではなく、ベイダーアタックや、高角度チョークスラム、そして、正に圧殺のムーンサルトプレス等、どの技で決まってもおかしくなかった。
しかし、晩年の猪木さんは必死になって肩をあげてました。
躱すことだってできたはずなのに、全て受け切った・・・現役バリバリの選手ではなく、晩年の引退を決めている選手です。
嗚呼、闘魂プロレスとは、偉大であり素晴らしいと思いました。
最後、これを逃したら勝利はない!という場面でベイダーの腕を決めて、腕ひしぎ逆十字固めで勝利します。
アントニオ猪木は、INOKI FINAL COUNTDOWNで一度も負けていません。
引退をしていく選手は、力が衰えていくから退く訳ですが、燃える闘魂は最後の最期も勝利でリングを去りました。
映画『#アントニオ猪木をさがして』
— アントニオ猪木 (@Inoki_Kanji) September 25, 2023
アントニオ猪木のダー!リレー
これは、いつ、どこのダー!でしょう。
🔥#アントニオ猪木 #123ダーリレー! https://t.co/jNKKwIjc9v pic.twitter.com/TQhykMJ4Pb
リアルタイムで全盛期は見られませんでしたが、晩年の燃える闘魂をハッキリと見せていただいた思いがしました。