武藤敬司 vs 蝶野正洋 G1 CLIMAX28-1998年8月6日-
SANADA、下髭長っ!(笑)
SANADAは、この試合を称して、現在のプロレスの原点の様な試合であり、二人の一つ一つの動きが意味のあると話します。
赤のショートタイツ時代の武藤敬司と、黒のカリスマになりつつある蝶野正洋のBブロック公式戦。
序盤は互いにフルネルソンから足の取り合いを繰り返し、解説のマサ斎藤がオールドスクールの試合と評し、技の入りが上手い、上手いと連呼します(笑)
伝説の10.9 高田延彦戦の翌年なので、足の四の字固めに入る布石がより鮮明であり、蝶野もスタンドから足四の字に入ると言う、テクニシャンぶりを見せる。
決まり手は、武藤のラウンディングボディプレスの不発から焦って、足四の字固めに入るところを、蝶野がローブローならぬ、反則の急所蹴り!
そこから、首固めで丸めて蝶野正洋の勝利!(24分44秒)
最後は、呆気ない印象もありますが、それまでの過程は素晴らしく、G1の武藤対蝶野と言えば、記念すべき第1回の決勝戦が圧倒的に語られることが多い中で、この試合を再び世に出したのは流石のコールドスカル・SANADAです。
SANADA vs ザック・セイバーJr G1CLIMAX28-2018年7月21日-
正に技巧派、テクニシャン同士の探り合い、超技術戦の二人の試合。
まだ、ザックのセコンドに鈴木軍時代のTAKAみちのくの姿が見える。
グルグルぐるぐると、フルネルソンと丸め込みの連続で何が何だか分からないほどの攻防であり、ゲスト解説の本間朋晃も両者の攻防が細かすぎてお手上げ状態。
ラストは、ザックがヨーロピアンクラッチにきたところを、完成前に崩して、奥の手、オコーナーブリッジがSANADAが逆転のピンフォール(10分45秒)
追記として、更に二人の攻防の進化系として、2021年7月22日の大阪府立体育会館で、両者は技巧派同士の攻防の中でダブルフォールの引き分けという新日本プロレスでも初めてとも言える試合結果となります。
SANADA「日本で一番、SANADAの試合が好きです」
と自分で言う(笑)SANADAが頂点に立つ瞬間も近いかもしれません。