IWGP世界ヘビー級タイトルマッチ in 東京ドーム
ワールドプロレスリング 2021年8月8日放送
今回の選手権が行われるまでには様々ないきさつ、ゴタゴタがありました。
本来の挑戦者である、ゴールデンスター・飯伏幸太の体調不良により前日まで出場か欠場かが分からず。
その状況下、新日本プロレスのエース・棚橋弘至が名乗りを上げて、鷹木信悟とドームのメインで闘います。
会場の東京ドームは、コロナ渦であり、動員可能な人数も限定的とはいえ、スタンドは殆ど空席であり、公式発表で5000人。
超満員時には、6万を超えるだけに、鷹木信悟も口にしていましたが、寂しい動員数です。
しかし、それでも両選手のメインイベントの試合はものすごいものがありました!
棚橋弘至が場外にリングでと、一時は封印していたハイフライフローを惜しみなく連発。
驚いたのは、パートナーでもある飯伏幸太の必殺技・カミゴエを鷹木にドンピシャで発射!
そこから、正調・ハイフライフローで決まったかに思われたが、鷹木も意地を見せてカウント2.9でキックアウト。
そのあと、見たこともないスピードでの、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンをぶっ放す。
棚橋も泥臭い攻撃とも言えるヘッドバットに、強烈な張り手や、膝の状態も顧みずのドラゴンスープレックス2連発。
かつて、プロレスラー廃業の危機を救ってくれた藤波辰爾のドラゴンムーブを繰り出す。
しかし、王者として、絶対に負けられないし、”現在の新日本のドラゴンは俺だ!” と、鷹木がステイドリーム(雪崩式デスバレーボム)から激烈なパンピングボンバー。
最後の決め手は、決め手は、溜めをつくった、正調のラスト・オブ・ザ・ドラゴンで王座初防衛を果たす(37分26秒)
いや、本当にスゴイ試合でした! 棚橋弘至への復活、シン・棚橋弘至が見れるかもしれない。
年季の入ったファンからは、ノスタルジックに思い、何故か、うれしくなったかもしれません。
この日の、特別解説に黒い総帥・蝶野正洋が呼ばれており、実況がテレ朝の田畑祐一アナ。
この両者の90年代の活躍、因縁、ビールかけ時間は忘れようにも忘れられません(笑)
プロレスって、新日本プロレスって、本当に面白いですね。