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【WWE】ジョン・シナ ラストタイム!引退試合はあの皇帝と!?

WWE
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引退試合は皇帝グンター

WWEの象徴として、長きにわたりプロレス界の中心に立ち続けたジョン・シナ。

世界王座17度という、歴史そのものを塗り替えた偉業を成し遂げた男が、とうとう最後の戦いへと歩みを進めつつある。
その相手として名乗りを上げたのが、ザ・ラストタイム・イズ・ナウ トーナメントを制した“皇帝”グンターだ。

フィジカルの強さは現WWEでも群を抜き、世界王者の実績もあり、今年はあのゴールドバーグの引退試合も務め

上げた。

現役最高峰の強者にして、後世へ名を残す存在が、シナの引退ロードのラストピースを担うことになったのである。

ジョン・シナという伝説

ジョン・シナがWWEに初めて姿を現したのは2002年。

スマックダウンでカート・アングルの「ルーキーチャレンジ」に挑戦し、青いトランクスに膨れ上がった筋肉を宿し、真正面からアングルに食らいついた日の衝撃は、今なお語り継がれる。

「RUTHLESS AGGRESSION(無慈悲な攻撃性)」という一言とともに、シナのキャリアは幕を開けた。

その後、ラップを武器にした“ドクター・オブ・サグラノミクス”へとキャラクターを進化させ、一気に人気は爆発。

2005年、WWE王座を初戴冠すると、そこからは完全にトップスターの道を走り始める。バティスタ、エッジ、ランディ・オートン、トリプルH、シェイマス……。

時代の代表者たちと大舞台で鎬を削り、WWEのメインイベントを常に牽引していった。

特に2007年〜2010年代前半にかけてのシナは、名実ともに“会社の顔”。

どんなブーイングを受けても、どれだけ過酷なスケジュールに投入されても、決して折れず、必ずリングに立ち続ける。その姿勢は賛否両論を浴びつつも、多くのファンから確固たる尊敬を勝ち得た。


シナは、勝つだけのスーパーヒーローではない。

戦いの裏には常に「自分がWWEを前に進める」という責任感があった。だからこそ、若手を引き上げる試合を繰り返し、オーエンズ、AJスタイルズ、ローマン・レインズ、ブロック・レスナーなど、時代の節目で必ず顔を合わせ、リングの中心で歴史を分けてきた。

2010年代後半、映画出演が増えるにつれ、スケジュールは徐々に限定的になり、WWEへの登場は特別な時間へと変化していく。

それでもシナは、節目の大舞台では必ず存在感を見せた。ユニバーサル王座戦、自身初のヒールターンを匂わせる展開、そして若手を引き立てる役割まで、ベテランとしての幅広い役割を担い続けた。

そして2025年。ついにシナの引退の時、ラストタイムがやってきた。

キャリア終盤、まさかの大ヒールターンを敢行し世界中が驚愕したが、最終章に近づくほどに徐々にベビーフェースとしての光を取り戻していく。この“らしさ”こそ、ジョン・シナというレスラーの本質だろう。


彼はどれだけキャラクターを変えようとも、最後は必ずファンの前で胸を張り、リングの中心で正々堂々と戦う。それを世界中のユニバースが理解し、待ち望んでいる。

私にとって、ジョン・シナはWWEを見始めるきっかけそのものだった。あれはバティスタとのラストマン・スタンディング戦を見た頃。

リング上で見せた不屈の闘志、何度倒れても立ち上がる姿。


シナ、ミステリオ、ランディ・オートン……。あの頃のWWEスーパースターたちに魅了され、日本公演にも何度も足を運んだ。

リングに向かって走っていくシナの姿を生で見た日、歓声の渦に包まれるあの空気は、今でも忘れられない。

シナは“推し”という言葉では足りない。WWEという巨大なエンターテインメントの扉を開いてくれた存在だ。

そして迎える引退試合の相手は、WWEの現象と呼ばれる皇帝グンター。


最も強い者が最も偉大な者へと挑む、どこまでもドラマチックな構図だ。


シナのキャリアを締めくくるにふさわしい相手であり、勝敗以上に“二人が何を語り、何を見せるのか”が重要になる一戦でもある。

ラストタイム・イズ・ナウ・・・ジョン・シナは最後に何を見せて、全世界のユニバースにどんなメモリーをのこしていくのだろうか。