高勝率で突破した精鋭たち
真夏の最強戦士決定戦「G1 CLIMAX 35」。Bブロックは最終戦を終え、ついに勝ち抜けの3名が決まった。
堂々の1位通過はIWGP世界ヘビー級王者、ザック・セイバーJr.。続いて、新日本本隊のホープ・海野翔太、
そしてある意味、外敵として参戦したKONOSUKE TAKESHITAが、激戦の果てに切符を掴んだ。
Aブロックが最後まで星勘定の大混戦だったのに対し、Bブロックは終盤で実力差が如実に表れた。
ザックは7勝2敗、海野とTAKESHITAも6勝3敗と高勝率をマーク。
結果的に上位と下位の差は明確だったと言える。
Bブロック決勝トーナメント進出はこの3選手!
YOSHI-HASHIからタップ勝利のIWGP世界ヘビー級王者・ザックが堂々の1位通過!
宿敵・オーカーンに激勝の海野が2位!
無法ファイトの成田を撃破したTAKESHITAが3位で勝ち上がる!!
【8.13浜松結果】https://t.co/4g04gxVnq5#G1CLIMAX35 pic.twitter.com/2XOVUAlnIe
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 13, 2025
序盤でゲイブ・キッドの欠場があったとはいえ、4勝止まりや5勝止まりの選手は「負けすぎ」と言わざるを得ないだろう。
Bブロックの象徴は、やはりザック・セイバーJr.の安定感だ。
王者としての威厳だけでなく、技術と戦術の切れ味は他を寄せ付けず、ザックの牙城を崩すには並の力では到底足りない。
そんなザックを追走したのが海野翔太だ。NJCでの活躍に続き、「セカンドチャプター」と銘打った自身の進化をG1の舞台で証明。
若さと勢い、そして冷静な勝負勘を武器に、堂々の突破を果たした。
海野「Bブロック、生き残ったぞ!(中略)決勝トーナメント残ったから。2位か、3位か。メインの試合をこれから見て、心の整理をしますよ。せっかく残ったからには、あと3つ。この夏を制してやる」
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そして、新日本所属でもあり、DDTとAEW所属でもある外敵として大きな存在感を放ったのがTAKESHITAだ。
過去のG1で登場したリック・ルードや秋山準のように、馴れ合いも遠慮もない本物の刺客として参戦。
新日本ファンからすれば「最も優勝してほしくない選手」かもしれないヒール的立ち位置だが、その破壊力と勝負強さは誰もが認めざるを得ない。
とはいえ、AブロックのEVILもとことん優勝してほしくない選手かもしれない。
これでA・Bブロックから勝ち上がった6名が出揃った。
いずれもまさに“リアルディールズ”と呼ぶにふさわしい猛者たちだ。
G1決勝トーナメント進出を懸けた戦いは、8月14日、後楽園ホールで火蓋が切られる。
王者の貫禄、新世代の躍進、ジ・アルファの野望──六者六様のファイナルを懸けた闘いに要注目!!