地獄の長期欠場から帰還
ジェイク・リーが、長い長い欠場期間から帰ってきた。
そして帰還するや否や、辻陽太が取り戻したIWGPヘビー級王座へ――
2.11大阪で、いきなりの挑戦決定と、“地獄からの帰還”から一気に天下取りに動いた!
欠場前に新日本プロレス事務所で行われた入団会見時、あの時のジェイクは、どこか陽気で、どこか余裕すら感じさせる表情を浮かべていた。
「新日本プロレスをオレが変えてやる」そんな静かな自信が、そこにはあった。
しかし――。週刊プロのインタビューを読む限り、その裏で彼が過ごしてきた欠場期間は、想像を絶するほど壮絶なものだった。
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🔍NOAH 2023・5・19横浜武道館~GHCヘビー級◎ジェイク・リーvs清宮海斗「自由な方舟のタクト」🔽「週刊プロレスmobileプレミアム」2023/4/5(No.2236)https://t.co/qr1RQlxHu7#週プロ pic.twitter.com/uNaGUtLkyd
— 週刊プロレス (@shupromobile) February 6, 2026
ケガ、焦り、不安、自問自答・・・レスラーとしての存在価値すら揺らぎかねない、長く、暗いトンネルをさ迷いながらも、それでも、ジェイク・リーは立ち止まらなかった。
全日本の象徴から、放浪者へ
ジェイク・リーのキャリアは、決して平坦ではない。
全日本プロレスでデビューし、一度は引退するなど、紆余曲折ありながら、三冠ヘビー級王者にまで上り詰めた男、次世代エースとして期待され、団体の未来を背負った存在だった。
しかし、まさかのNOAHへ移籍し、GLGなるユニットを起ち上げて、GHCヘビー級王座を獲得し、再び頂点に立つ。
全日本プロレスとNOAHという、二大メジャー団体で頂点を極めたレスラー。
それが、ジェイク・リーだ。
普通なら、そこで満足してもいい、“成功者”としてキャリアをNOADで終えても、誰も文句は言わない。
だが、ジェイクは満足しなかった。
なぜ、新日本プロレスだったのか
多くのトップレスラーが、NOAHから全日本へ、あるいは、その逆へ乗り込むルートは多い。
だが、更にその向こう、新日本プロレスへ渡るヘビー級は、決して多くない。
リングのスタイルも、文化も、評価基準も、まるで違うのかもしれない、それでも、ジェイクは日本プロレスの頂点である新日本プロレスを選んだ。
あえて、最も厳しい世界へ、あえて、自分を“試される場所”へ。その覚悟こそが、彼の本質かもしれない。
WARDOGから宮廷道化師へ
新日本参戦後、彼はWARDOGSとして、荒々しく、危険で、予測不能な存在として暴れまわった。
だが今、ジェイクはユナイテッド・エンパイアへと鞍替えし、「宮廷道化師」として活動していくという。
強さだけでは、生き残れない、存在感だけでも、足りない。
自信を“どう見せるか”また、“どう異物であり続けるか” それを、ジェイクは理解している。
だからこそ、自らを「異物」「イレギュラー」と呼ぶのだろう。
新日本だけを見てきたファンにとって、ジェイク・リーは、確かに掴みづらい存在だ。
過程をプロセスを知らないから感情移入しづらい、物語に入り込みにくい。
だが、それでいい、あえて “迎合しない” 生え抜きにはなれない訳だし、ヒストリーがあるから、ここへ辿り着いたのだから。
辻陽太初防衛戦
ジーンブラスター辻陽太は、世界からIWGPヘビーを取り戻した新時代の象徴。
その初防衛戦の相手にジェイク・リーは選ばれた。
長期欠場という、キャリアの迷いという、居場所を探し続けた地獄のバカンス。
それらをすべてくぐり抜けて、ジェイク・リーは、今、ここに立っている。
2026.2.11大阪で、IWGPヘビーに挑戦する帝国の宮廷道化師ジェイク・リー。
辻陽太の初防衛か、ジェイク・リーの大逆襲か。
この試合で、ジェイクは何を見せてくれるのか。
異物のまま終わるのか、新日本の景色を、根底から塗り替えるのか、要注目!!