グレートIIIの“心の師”は、あの男?
来た。
ついに来ました。
『キン肉マン』で読者が大好きなやつです。
「お前、誰だよ!」
からの、
「いや、もう分かってるんだけど!」
という、この絶妙な焦らし。
現在、グレートIIIの前に姿を現した謎のフードの男。
その正体はいったい誰なのか?
ハラボテ委員長たちでさえ、その正体をつかめない。
ところが、未来からやってきた「間隙の救世主」としてのグレートIIIには、その存在がどうやら見えている。
しかも、単なる知り合いではない。
心の師ともいえる存在。
ここまでヒントを出されると、昭和からの『キン肉マン』ファンは、もう一つしか考えられない。
いや、正確には二つあります。
ラーメンマンなのか?
それとも、
モンゴルマンなのか?
……いや、どっちも同じ人なんですよ。
そうなんです。
ラーメンマンなんです。
ただし、どの姿で出てくるのか。
ここが重要なんですよ!
まず、この展開で非常に気になるのが、グレートIIIとフードの男との関係だ。
グレートIIIは、ただの謎の新キャラクターではない。
『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編』を踏まえると、時間を超えた物語とのつながりを持つ存在であり、今回の時間超人編とも深い因縁を感じさせる。
そして、こういうときの『キン肉マン』は怖い。
昔の設定を、
「はい、ここで使います」
と突然持ってくる。
読者としては、
「そんなところまで覚えてねえよ!」
となる。
でも、そこが面白い。
何十年も前のキャラクターや設定が、最新シリーズで突然一本につながる。
これこそ『キン肉マン』の醍醐味だ。
ラーメンマンとモンゴルマン
フードの男の正体について、いろいろな超人を考えることはできる。
しかし、今回のヒント。
「グレートIIIが知っている」
「心の師ともいえる」
「メシア的な存在」
そして何より、これまでの『キン肉マン』における存在感。
ここまで揃ってくると、
モンゴルマン。
そして、
ラーメンマン。
この二人が最有力ではないだろうか。
……だから同一人物なんですよ。
分かってます。
でも、ファンとしては言いたくなるんですよ。
「モンゴルマンで出るのか、ラーメンマンで出るのか!」
ここが重要なんです。
ここで、あらためてモンゴルマンの歴史を振り返ってみたい。
なぜなら今回、もしモンゴルマンが登場するのであれば、
「ただの懐かしキャラ登場」ではないからだ。
モンゴルマンは、7人の悪魔超人編で初登場。
その正体は、あのラーメンマン。
第21回超人オリンピックでウォーズマンのスクリュー・ドライバーを受けて植物状態となったラーメンマンが、霊命木によって作られたマスクを身につけることで、再び戦えるようになった姿だ。
つまりモンゴルマンは、
ラーメンマンの第二の姿。
単なる変装ではない。
ラーメンマンがもう一度リングに立つための、文字通り「救世主」の姿だった。
だからこそ、異名も――
「メシア」
なのである。
これは今回の展開を考えるうえで、かなり重要だと思う。
ミート君を救った立役者
そして、モンゴルマンといえば、やっぱりここ。
7人の悪魔超人編。
悪魔超人たちはキン肉マンのベルトを狙い、さらにミートを人質に取ってキン肉マンとの戦いを強要。
キン肉マンは仲間たちとともに悪魔超人軍団と戦うことになる。
このとき現れたのが、
謎の超人・モンゴルマン。
いや、読者からすれば謎じゃないんですよ。
「お前ラーメンマンだろ!」
と思っている。
でも作中では、
「モンゴル出身の超人だ!」
と言い張る。
いや、そこは中国・河南省だろ!
……とツッコミたくなるところですが、そこも含めて『キン肉マン』なんですよ。
そして、モンゴルマンが残したインパクトは絶大だった。
特に忘れられないのが――
悪魔超人編の終盤でのタッグマッチにおけるスプリングマン戦だ。
悪魔超人の中でも、スプリングマンはかなり厄介な相手だった。
バネのような身体を持ち、相手を絡め取る「デビル・トムボーイ」などを武器とする超人。
ところが、モンゴルマンはそのスプリングマンを相手に、
レッグ・ラリアート!
これが決まる。
見事にスプリングマンを撃破する。
このレッグ・ラリアートは、モンゴルマンを代表する技の一つとなった。公式サイトでもモンゴルマン/ラーメンマン双方の代表技として掲載されている。
そして、この技が後々まで『キン肉マン』ファンの記憶に残っている。
「モンゴルマンといえば?」
と聞かれたら、
「レッグ・ラリアート!」
と答えたくなる。
いや、キン肉マン世代なら反射的に答えるでしょう。
モンゴルマンは、単なるラーメンマンの代用品ではなかった。
むしろ、
「1000万の技を持つ超人」
として、その技術力を存分に発揮する。
そして、その能力を象徴するのが、
2000万パワーズ。
バッファローマンとモンゴルマンによる名タッグだ。
バッファローマンの「1000万パワー」。
そしてモンゴルマンの「1000万の技」。
合わせて、
2000万パワーズ。
名前からして強い。
小学生なら絶対に好きなやつです。
「2000万パワー!」
もう強い。
何が強いって、名前が強い。
公式設定でも、二人は力と技を巧みに使い分けるコンビとして描かれ、「ロングホーン・トレイン」や「パワーアップ・ハリケーン・ミキサー」などを繰り出している。
2000万パワーズとして
そして忘れてはいけないのが、
夢の超人タッグ編。
ここでもモンゴルマンはバッファローマンと組み2000万パワーズとして大活躍する。
キン肉マンからもオファーがあり、どちらをパートナーとして選ぶのか、コンビ結成前の苦悩を思い出す。
ブロッケンJr.とウルフマンの「モースト・デンジャラスコンビ」を破り、スクリュー・キッド&ケンダマンの乱入コンビにも大勝利。
初披露のロングホーン・トレインはそれはもう興奮した者だ。
物理的に可能だったのだ(笑)
モンゴルマン&バッファローマンは、この先、長く続く完璧超人との闘いの中で、正義超人史上、初めて、勝利を挙げる快挙を成し遂げた。
しかし、準決勝で立ちはだかったのが、ヘル・ミッショネルズ。
ネプチューンマンとビッグ・ザ・武道。
完璧超人の圧倒的な力の前に、2000万パワーズも苦戦を強いられた。
それでもモンゴルマンは、体格のハンデと金網のトラウマをものともせず敢然と立ち向かった。
バッファローマンという「力」の超人に対して、モンゴルマンは「技」。
この、
力と技の対比
が、2000万パワーズの魅力だった。
闘将ラーメンマンとして復活
その後、物語が進むとラーメンマンは再び本来の姿へ戻っていく。
王位争奪編では、
ラーメンマンとして復帰。
キン肉マンチームの一員として戦い、モーターマン戦ではキャメルクラッチ、バイクマン戦では九龍城落地を決めるなど、やはり「技のラーメンマン」を存分に見せてくれた。
ここが重要だ。
モンゴルマンとラーメンマン。
姿は違っても、
中身は同じラーメンマン。
しかし、読者が受ける印象は違う。
モンゴルマンは、
救世主・メシア。
ラーメンマンは、
闘将。
そして、
千の技を持つ男。
同じ男なのに、リングに上がったときの空気が違う。
だからこそ今回、
「どちらの姿で登場するのか?」
が気になるのである。
完璧超人始祖編でも大活躍
さらに忘れてはいけないのが、復活後のラーメンマン。
完璧超人始祖編では、ラーメンマンはマーベラスと激突。
マーベラスもまた超人拳法の伝承者。
つまり、
超人拳法VS超人拳法。
これはラーメンマンにとって、まさに因縁の一戦だった。
そしてラーメンマンはマーベラスを撃破。
ところが、その後に待っていたのが――
ネメシス。
さすがに相手が悪かった。
ラーメンマンはネメシスに敗れ、瀕死の重傷を負うことになる。
公式設定でも、完璧超人始祖編におけるラーメンマンの戦績は2戦1勝1敗とされている。
ここでも、
「ラーメンマン、まだまだやれる!」
と思わせながら、
「ネメシス、強すぎるだろ!」
となる。
このあたりが、ラーメンマンというキャラクターの宿命なのかもしれない。
そして・・フードの男
ここまでラーメンマン/モンゴルマンの歴史を振り返ると、今回のフードの男がもし彼だった場合、その意味がかなり大きくなってくる。
単純な「懐かしキャラ復活」ではない。
これまで何度も仲間を救ってきた、
メシア・モンゴルマン。
そして、超人拳法を極めた、
闘将ラーメンマン。
その両方を知る男が、時間超人編に登場する。
これは熱い。
めちゃくちゃ熱い。
ここからは完全に展開予想。
私が一番見たいのは、
フードの男がジ・エテルネルのリングへ上がる。
という展開。
エテルネルも、当然ながら相手が普通の超人ではないことを察する。
そこでフードに手をかける。
「その正体を見せてもらおうか」
みたいな感じで、フードを剥ぎ取る。
そして現れるのが――
モンゴルマン!
ドン!
これは見たい。
ものすごく見たい。
もしここでモンゴルマンが出てきたら、個人的には最高だと思う。
なぜなら、現在の状況に対して、
「救世主」
という肩書きがこれほど似合う男もいないからだ。
かつて7人の悪魔超人編で、キン肉マンたちの危機を救ったモンゴルマン。
スプリングマンをレッグ・ラリアートで倒したモンゴルマン。
バッファローマンと2000万パワーズを結成したモンゴルマン。
そして、数々の危機でキン肉マンたちを支えてきたモンゴルマン。
その男が、
時間超人たちによって大きく歪められようとしている未来に現れる。
これほど「メシア」にふさわしい登場はない。
ジ・エテルネルは伊達じゃない
ここが今回の予想で一番重要なところ。
仮にフードの男=モンゴルマンだったとしても、
ジ・エテルネルは簡単な相手ではない。
むしろ、ここからが本番だろう。
モンゴルマンが技を繰り出す。
レッグ・ラリアート!
しかし、エテルネルは耐える。
さらにモンゴルマンが攻める。
それでも倒れない。
そして、
「これ以上は無理か……」
となったところで――。
まさかの展開として、霊命木のモンゴルマスクを脱ぐのでは!?
そう。
ここで、
モンゴルマンからラーメンマンへ。
これですよ。
これが見たい。
いや、これをやったら古参ファンは絶対に熱くなる。
モンゴルマンという「救世主」から、
闘将ラーメンマンへ。
フードを脱ぐ。
モンゴルマスクを外す。
そして現れる、
ラーメンマン。
「ここからは、私が相手をしよう」
くらいのことを言ってくれたら、もう十分です。
十分どころじゃない。
最高です。
「メシア」から「闘将」へ
この展開の何がいいか。
それは単純に、
モンゴルマンとラーメンマンを一度に楽しめる
からだ。
まずはモンゴルマン。
7人の悪魔超人編を知る読者にとっての、
救世主。
そして追い詰められたところで、
ラーメンマン。
超人拳法を極めた、
闘将。
つまり、
「メシア」→「闘将」
という二段変身になる。
いや、変身じゃないんですよ。
同じ人です。
でもファン心理としては、ほとんど変身なんですよ。
もし実現すれば、ここが今回最大の見どころになる。
ラーメンマンが時間超人と本格的に戦う。
これまでラーメンマンが積み上げてきた、
- キャメルクラッチ
- レッグ・ラリアート
- ロメロ・スペシャル
- 九龍城落地
- 百戦百勝脚
- 心突錐揉脚
などの多彩な技を、時間超人相手にどう使うのか。公式サイトでもラーメンマンは「無数の技を操るテクニシャン」「千の技を持つ男」と紹介されている。
これは非常に楽しみだ。
特に時間超人という、
「時間」そのものを武器にする相手
に対して、
「千の技を持つ男」
がどう立ち向かうのか。
力で押し切るのではなく、
技。
読み。
間合い。
そして超人拳法。
ラーメンマンの最大の武器が、ここで生きてくる可能性がある。
ラーメンマンは中国・河南省出身。
超人拳法の使い手であり、数々の技を操る超人だ。公式プロフィールでも超人強度97万パワー、「東洋の悪魔」「残虐超人の総帥」「秒の殺し屋」「千の技を持つ男」「闘将」「超人博士」など、数多くの異名を持つ。
こうして見ると、
97万パワーしかない
なんて言ってはいけない。
ラーメンマンにとって、
「超人強度?」
そんなものは二の次なんですよ。
だって、
技が多すぎる。
一つ止めたと思ったら次が来る。
次を止めたら、その次が来る。
まさに、
「千の技を持つ男」
である。
だからこそ、今回のような未知の強敵を相手にすると、ラーメンマンというキャラクターは非常に映える。
もう一つ注目したいのが、
グレートIIIがフードの男を知っている
という点。
もし本当にラーメンマン/モンゴルマンだとすれば、これは単なる「過去キャラの再登場」ではなく、
未来と過去をつなぐ重要人物
ということになる。
ここが『キン肉マン』らしいところだ。
昔の読者が知っているキャラクター。
現在の読者が知っているキャラクター。
そして未来を知るグレートIII。
この三つが、
一人の超人によってつながる。
そう考えると、フードの男の正体がラーメンマンだった場合、物語上の意味はかなり大きい。
もちろん、ここまで引っ張るなら、
「実は全然違う超人でした!」
という可能性も、『キン肉マン』ならゼロではない。
なんせ『キン肉マン』ですから。
読者が、
「ラーメンマンだ!」
と思っているところに、
「ジャスティスマンでした!」
とか、
「まったく新しい超人でした!」
とか、
やってくる可能性も理論上はある。
ただ、今回はジャスティスマンが捕らえられている状況を考えると、
「まさかのオーバーボディでした!」
という展開は、さすがに難しいか。
いや、キン肉マンならやりかねない。
そこが怖い。
結局、ここなんですよ。
フードを取った瞬間に、
隈取り。
そして、
あの顔。
読者が、
「やっぱりラーメンマンじゃねえか!」
となる。
あるいは、
モンゴルマスク。
「メシア!」
となる。
どちらでもいい。
いや、よくない。
両方見たい。
これが本音だ。
457話以降で期待する超展開
個人的な予想をまとめると、こうなる。
まず、ジ・エテルネルの前にフードの男が現れる。
グレートIIIが、その姿を見て驚く。
「なぜ、あなたが……」
的な反応。
エテルネルもフードの男を警戒する。
そして、
フードを剥ぐ。
現れたのは――
モンゴルマン。
「メシアだ!」
と読者が沸く。
モンゴルマンがエテルネルに挑む。
レッグ・ラリアート!
しかし、エテルネルは倒れない。
さらに攻撃。
それでも届かない。
そしてモンゴルマンが、
「この姿では……ここまでか」
と判断。
そこで、
モンゴルマスクを外す。
そして、
ラーメンマン登場。
ここからが本当の勝負。
今回、個人的に一番期待したいのはここ。
フードの男の正体を、
「ラーメンマンでした!」
だけで終わらせないでほしい。
それだけでは、ちょっともったいない。
ここまでラーメンマンというキャラクターが積み上げてきた歴史を考えるなら、
モンゴルマンとしての歴史。
そして、
ラーメンマンとしての歴史。
その両方を背負って登場してほしい。
7人の悪魔超人編でミートを救うために戦った「メシア」。
2000万パワーズとしてバッファローマンと組んだモンゴルマン。
王位争奪編で再びラーメンマンとして戦った闘将。
完璧超人始祖編でマーベラスを破り、ネメシスと激突したラーメンマン。
それらすべてを経て、
今度は時間超人の前に立つ。
そう考えると、
これは単なる復活ではない。
ラーメンマンという超人の歴史そのものが、時間超人編に登場する。
そんな感じがする。
フードの男の正体。
私は、
ラーメンマン/モンゴルマン説
を推したい。
ただし、単純に、
「ラーメンマンでした!」
ではなく、
まずモンゴルマンとして登場する。
そして、
ラーメンマンへ――。
この流れを期待したい。
何より、モンゴルマンには「救世主(メシア)」という異名がある。
そしてラーメンマンには、
「闘将」
という異名がある。
今回の時間超人編で必要なのは、
救世主なのか。
それとも、
闘将なのか。
もしかすると――
両方なのか。
ここがポイントになるのではないだろうか。
かつてキン肉マンたちを救った男。
何度倒れてもリングに帰ってきた男。
力ではなく、技と経験で強敵に立ち向かってきた男。
その名は――
ラーメンマン。
そして、
モンゴルマン。
二つの名前を持つ、一人の超人。
もし本当にフードの下からあの顔が現れたら……。
これはもう、
「待ってました!」
しかない。
昭和からの肉ファンとしては、リングに上がるだけで十分熱い。
しかも相手は時間超人。
さらにグレートIIIとの因縁まで絡んでくる。
となれば――
中国最強の超人・闘将ラーメンマンの本格参戦に期待するしかない!
そして願わくば、
レッグ・ラリアートからのキャメルクラッチ。
最後は、
「まだ終わっていないぞ」
と、あの男が立ち上がる。
そんな展開を、私は期待しつつ、1コマたりとも見逃さずに要注目!!


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