ボスの国内復帰、TAKAの帰還・・・役者が揃い始める
WORLD TAG LEAGUE2021 多くの話題がある中で取間違いなくトップクラスだったのはTAKAみちのくの新日本プロレス復帰。
そして、初戦がいきなりの鈴木軍同門対決であり、更にはその相手が、タイチ&ザックの現IWGPヘビータッグ王座保持者と、TAKAにとっては、フィジカルでもマインド面でも非常に厳しい一戦。
試合は、禊の一戦とも言える内容で、TAKAが鈴木にタッチを求めるも安易には受けず、相手を”連れてこい!!と檄を入れる。
TAKAがいない間、どれだけ成長し強くなったか分からないタイチとザックを相手にするだけでも非常にしんどい状況。
自身はどちらかと言えば、自分の団体のルーキーらに胸を貸す試合をしていただけに二人の攻撃の圧力たるや凄まじいものがあるし、更に相手チーム、特にタイチには気持ちや情念があるだけにそれはもう激烈です。
TAKAも滅多に出すことのないオリジナル・みちのくドライバーⅡを狙ったり、ギリギリの状態の中エルボーを放つなど意地を見せる。
最後は、タイチがブラック・メフィストを決めるもあえてカバーにいかず。
鈴木みのるも”!立て!”と叫ぶも、TAKAは立てずKO負け(18分44秒)
試合後のやりとりもあったなか、ビッグボス 鈴木みのるのこの言葉に集約されている気がします。
鈴木みのる
なんでコイツを連れてきたか、言ってやるよ!
必要だからだ!
俺の仲間だから! 何が悪い? 俺たち仲間だろ、ダメか?(抜粋)
出典引用:新日本プロレス公式サイト
その言葉からそれぞれが再結束へのグータッチを交わす!
TAKAを鈴木軍流に迎え入れるのが一番ですが、鈴木としても最近は国内の新日本プロレスでの出場は激減していただけに、再び仲間の考えや気持ちを知る上でも同門対決は非常に意義あるものだったでしょう。
鈴木軍の大攻勢、大逆襲がここから始まる予感
現在、BOSJ28とWTL2021にユニットの全選手が出場しているのは鈴木軍だけです。
これは考えて見るとすごいことではないでしょうか。
IWGPタッグはデンジャラステッカーズがIWGPジュニアはエル・デスペラードが保持している。
DOUKIもBOSJ28を開幕から連勝発進と好調な滑り出し。
そして、新日本を去る前はザックを一番盛り立てていたのはTAKAだったし、ビッグボス鈴木みのるの国内復帰と正に “鈴木軍イチバーン!!”の陣容が出揃ったような感があります。
同門対決の試合後には、ザックが興味深い発言をします。
ザック・セイバーJr
・・・今日はミノルスズキとの試合楽しかったよ。
そろそろシングルでやるべきだ。
俺vsボス・・・でも、マダマダマダ。
今、集中すべきは「TAG LEAGUE」 それ以外のことはそのあとだ(抜粋)
出典引用:新日本プロレス公式サイト
直ぐでは無いにせよ、鈴木みのる対ザック・セイバーJrのシングルマッチの実現は非常に刺激的です。
そして、個人的には、来年になりますが、鈴木軍 対 ハウス・オブ・トーチャーの抗争が見たい。
鈴木軍が、反則、乱入なんでもありのH.O.Fをぶっ潰すぐらいの激しい抗争となれば、ハウス絡みでも面白くなってくるのではないでしょうか。
TAKAみちのくの新日本プロレス復帰が大きな風と成り得るのか?
鈴木軍の個々人ではなく、鈴木軍全体を新日本のど真ん中に持っていくのかこの先に注目です。