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ゴルゴ13 164巻 感想 北京の蝶

ゴルゴ13
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北京の蝶

脚本協力/ながいみちのり Page6

ゴルゴ13の初期の敵であり、味方だったのは、アメリカのCIAやFBI、ソ連(ロシア)のKGB、英国のMI6辺りがよく出てきたなぁって記憶があります。

 

最近といっても大分前からですが(笑)米国は変わらずとしても、敵対相手にせよ、登場回数にせよ、圧倒的に中国が多くなっています。

それを見ても、世界の超大国・米国に追いつき、肩を並べようという勢いをゴルゴからも感じられる。

 

中国が今まで保持していなかった空母を建造し、より世界を牛耳ろうと動く。

しかし、これ以上、中国に力を付けさせて世界のパワーバランスを変える訳にはいかないとアメリカは、ゴルゴ13に空母の破壊を依頼する。

ゴルゴ13が、中国の手練れを相手に、単身空母に乗り込み、どうやって破壊するのか?

アメリカとの関係で、日本政府もいつもの?弱腰で登場。

 

その政治家のモデルはおそらく、近年、信じられないほどに首相を務めたあの政治家でしょう。

164巻は、北京の蝶で、全3篇の内の、半分のページを占めてるので、長編作品です。

冤罪許すまじ

脚本協力/秋田 茜 P132

人を見かけで判断してはいけないとよく言われます。

片や、就職や商談では、メラビアンの法則で人の情報の半分以上が見た目から入るので最も重要と考えられています。

 

このストーリーは、見かけ通りの情報に、普段の態度や言葉遣いも加味して相手を見れば、相手の実像にまず間違いないことを伝えてくれます。

 

正義感と自身も好奇な目で見られた若手弁護士が、見るからにして、態度からも極悪非道の容疑者が実は冤罪なのではないかと調査。

そこに、ゴルゴ13の影と関わりが見えてくる作品です。

ONE SHOT-ワン・ショット-

脚本協力/ながいみちのり P216

ゴルゴ13では珍しいショートショートストーリー。

ゴルゴ13が出てくるまでのプロセスは非常にコンパクトにまとめて、ゴルゴ13が活躍するアクションシーンに絞ったような作品。

 

マフィアのボスがゴルゴ13に弟を殺られた恨みに晴らすため、二重の策を弄す。

百戦錬磨の言葉でも足りない、ゴルゴ13を討ち、仇を取ることが出来るのか?