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【機動戦士ガンダム F91】 映画 完全版 感想

ガンダム
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アムロとシャアがいない宇宙世紀の新時代

1991年3月に公開

テーマ曲:ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~by森口博子

宇宙世紀0123年、アムロやシャアが最前線で戦っていた第二次ネオジオン抗争から、およそ30年後の時代が舞台。

クロスボーン・バンガードが人口の9割を粛正するために動き出す

主人公は、シーブック・アノーとセシリー・フェアチャイルド。

自分たちが住むコロニーがクロスボーンの戦火に巻き込まれてしまう。

成り行きではシーブックは、今までのガンダムパイロットと同じようにガンダムF91に搭乗。

初搭乗にも関わらずモビルスーツを3機も撃墜し、ニュータイプの片鱗を見せる。

一方、セシリーは、自身がクロスボーン・バンガードの跡取りであることを知らされる。

セシリーは、血には抗えないと悟り、クロスボーンのパイロットに身を投じていく。

 

光る宇宙の中で・・・

やがて、シーブックとセシリーは戦場で相まみえる。

セシリーはシーブックに再会したことで、自身が帰れる場所があることに気付く。

セシリーは、髪を短くし、クロスボーンの一員となる決意を示すが、結局はクロスボーンを裏切る。

 

クロスボーン・バンガードの首領・鉄仮面は人類をG3ガスやコロニー落としよりも、より残酷に始末する作戦に、無数のバグを投入。

 

クロスボーンが放った無数のバグを破壊すべく、シーブックとセシリーは協力して戦う。

形式上、連邦軍に所属しているシーブックとクロスボーン・バンガードの首魁、鉄仮面の最終決戦。

鉄仮面が駆る超大型モビルアーマー・ラフレシアの激烈な攻撃がガンダムF91を襲撃。

ガンダムは片足、片腕と破壊されながら、シーブック・アノーはニュータイプに覚醒。

「なんとー!!」

F91は質量を持った残像による超高速の動きで、ラフレシアを破壊。

ビギナ・ギナが破壊され、宇宙をさまよっていたセシリーをシーブックは見つけ出す。

二人が再会して本編は終了。

後書き

連邦軍は、巡洋艦や練習艦の1隻だけが、クロスボーン・バンガードと戦闘しているような状態。

宇宙世紀のガンダムでは珍しい女性艦長代行が指揮を執る。

セシリー・フェアチャイルドがシーブック側に寝返るのが、あっという間なので(笑)感情移入しずらい。

元々は、映画をヒットさせて、その勢いでテレビシリーズに制作する予定だった本作。

ですから、クロスボーン・バンガードは、鉄仮面派閥だけが、壊滅したのみ。

本体の戦力は丸々、温存されているので決着は全然ついていません。

結局は、映画の興行成績が不振に終わり、テレビシリーズが棚上げされてしまったのが残念。

F91には、通常版と、新作カットが追加された完全版があります。

テレビシリーズの代わりに、F91の世界観を持つその後の時代を、クロスボーンガンダムの名が付く漫画作品として多数刊行されてます。。

 

やはり、ガンダムとはいえ、アムロ・レイやシャア・アズナブルが全く出ない宇宙世紀シリーズをヒットさせることは難しい

それでも、富野監督の作品であり、映像や音楽の素晴らしさは健在です。

シーブック・アノーは歴代ガンダムのパイロットの中では、普通の青年と監督は話してます(笑)