段平のおっつぁんがいなくても・・・
カーロス・リベラの実力と存在を目の当たりにしたジョーは気持ちが昂ってくる。
しかし、丹下ジムに帰ると、段平はジムの看板を下ろし、出稼ぎに出てしまう。
ジムをクローズすると、ジョーに明確な意思表示をした丹下団平。
それでもジョーはボクサー復帰を諦めず、黙々とサンドバッグを打ち込み、ロードワークを続ける。
ジョーはカーロスの来日2試合目である、対原島戦を電気屋で見るが、この試合も反則である、一発のエルボーパンチで勝利。
パンチのスピードが速すぎて、解説者もマスコミの反則に誰も気づいちゃいない。
しかし、ジョーだけはカーロスの高等反則テクニックに気づいていた。
既に、かつての力石徹のように、カーロスがもう頭から離れないジョーは、即、行動に出る。
ジョー対カーロスの本気スパーリング
ジョーは白木ボクシングジムに単独で乗り込み、カーロスとスパーリングをやらせてほしいと直談判。
マネージャーのロバートは拒否するが、白木葉子がOKを出す。
そもそも、カーロスを日本に読んだのは、力石徹の亡霊に苦しむジョーを救うため。
白木葉子としては願ったりかもしれない。
南米の黒豹、無冠の帝王・カーロス・リベラも初めは軽くいなしていた。
しかし、ジョーの狙いすましたクロスカウンターでダウンを奪われる。
カーロス「ストップ、ミュージック!」
この一発で、ジョーの実力に改めて気づいたカーロスは本気モードでいこうとするが、ジョーは再びおう吐。
試合ならこれでTKO負けであり、駆け付けた段平もスパーの終わりを求める。
しかし、カーロスはジョーの眼は死んでいないと、構わず攻撃に出る!
ジョーもおう吐をこらえながら、頭部にパンチを打ち込み、亡霊を打ち払おうと遮二無二打ちあう。
4話ぐらいから苦しみに苦しみ抜いた矢吹丈が、遂に復活の狼煙を上げる!
本放送:1980年12月1日 視聴率:10.8%