第四話「最終選別」
炭治郎が錆兎との日々の戦いと鍛錬で習得した「隙の糸の匂い」。
炭治郎だけが見ることができる特異能力。
相手の匂いを気づいた時に刀と繋がる糸が見える。
その糸が相手に向かって伸び、糸がピンと張りつめた刹那、それを目印に相手を斬る。
凄まじく研ぎ澄まされた集中力と相手に必ず勝つという執念が為せる業。
鱗滝は、本当は炭治郎を最終選別に行かせたくない。
これ以上、自分が育てた子を失いたくない、炭治郎は優し過ぎる子だ。
鬼を前にして情にほだされて、取り返しのつかないことになるかもしれない。
そこで、この大岩は斬れまいと試練を課すが、炭治郎は見事、真っ二つに斬り伏せる。
炭治郎の覚悟と決意は本物だ。
ならば、最終選別に送り出そう。妹と待っている。
必ず帰って来い、炭治郎。
出発前夜、修行が無事終了したお祝いに具が沢山詰まった鍋をご馳走になる。
そして、厄除の面という災いから守ってくれる狐の面を炭治郎は鱗滝から贈られる。
出発の朝、炭治郎が鱗滝に「錆兎と真菰によろしく!」と伝える。
鱗滝は驚く。
しかし、錆兎と真菰は既に死んでいる。
二人は死しても、鱗滝の後継者であり後輩もである炭治郎を全面的に助けてくれた。
だから、炭治郎は大岩を斬ることが出来のかと鱗滝は思ったのではないだろうか。
最終選別の地に到着
藤の花は鬼たちにとって忌み嫌う花。
最終選別の合格内容を二人の少女が、集まった志望者に話し始める。
藤襲山に閉じ込めてある鬼共が棲む場所で七日間生き抜く。
それが鬼殺隊合格の条件。
炭治郎が山に入ると早速、二匹の鬼に遭遇!
しかし、隙の糸の匂いと、水の型を会得した炭治郎にとって、その辺の鬼は敵ではない。
水の型の初撃ちである、水の呼吸・肆ノ型「打ち潮」発動!
事前に鱗滝から譲り受けた刀・日輪刀で鬼の急所である首を斬り、鬼は黒い灰と化す。
鬼殺隊だけが持つ日輪刀でなければ鬼を完全に滅することができない。
後に、炭治郎も自分専用の日輪刀を持つことになる。
程なくして、最強の鬼に遭遇する炭治郎。
巨大な鬼に襲われていた志望者を救出するために、意を決して鬼の前にでる炭治郎。
水の呼吸・弐ノ型「水車」を発動!しかし、その巨体故に奴の腕を斬るに留まる。
鬼は炭治郎が付けている狐の面を見て思い出し、過去を話し出す。
鬼は、江戸時代に、鬼狩りをしていた鱗滝に狩られた鬼であった。
この藤の山に閉じ込めれた後、鱗滝への復讐として彼が育てた子供らを残らず殺し続ける。
そして、炭治郎が14人目だった。
子供達の中に、錆兎と真菰も存在していた。
この時に初めて、炭治郎は二人が実際には死んでいたことに気付く。
挑発してくる鬼に激高し、向かっていく炭治郎!
しかし、冷静さを失い、呼吸が乱れ、逆に強烈な一撃を見舞われて意識を失ってしまう。
鬼がとどめの一撃を放ったとき、炭治郎の死んだ弟の幻が現れて目を覚ますように励ます。
刹那、炭治郎は意識を取り戻し、トドメの一撃をかわす。
この闘いを大岩のある場所で見守る錆兎と真菰。
鬼の無数にある腕を石頭で弾き返す炭治郎。
そして全集中・水の呼吸から隙の糸を見つけ、必殺の壱ノ型「水面斬り」!
錆兎も斬れなかった硬い堅い鬼の首を叩き斬る!
炭治郎が斬ったあの大岩は、鱗滝が育てた子供達の中で一番巨大な大岩だった。
“次回予告・大正こそこそ噂話”
善逸は、最終選別試験を出るのを嫌がって、師匠に滅茶苦茶ビンタをされてようやく出てきたらしい。
確かに、合格時の善逸の顔は腫れあがっています(笑)
第五話「己の鋼」
炭治郎は全集中して、水の呼吸・壱ノ型「水面斬り」で堅牢な鬼の首を斬り落とす。
鬼から悲しい匂いを感じる炭治郎。
どんなに残虐で非道な鬼でも成仏するように、輪廻した時は二度と鬼にならぬように願う。
そして、錆兎と真菰を含む十三人(おそらく)は、鬼が死んだのを見届けて砂霧山に還っていく。
その後も、禰豆子を人間に戻す手がかりを鬼から聞き出そうとする炭治郎。
しかし、鬼たちは襲撃してくるばかりで手がかりは何も得ることができない。
そして、合格の到達地点である藤の花が咲く場所に到達。
辺りを見渡すと、炭治郎は自分を含め、たった四人しか合格者がいないことに気付く。
その四人は後々、炭治郎にとっての重要で大切な人物も含まれている。
二人の少女から、鬼殺隊合格後の、今後のことについての説明を受ける。
鬼殺隊は階級が十段階あり、炭治郎たちは一番下の癸(みずのと)になる。
唯一鬼を殺せる刀を刀鍛冶により完成する迄には10~15日程を要す。
鬼殺隊の指令を伝える使いとしてそれぞれに鎹鴉が仕える。
しかし、今すぐに日輪刀を寄越せと案内人にすごむ合格者が一人いた。
人相も凶悪です(笑)
炭治郎が、合格者を力づくで宥めて何とか収める。
各々が日輪刀の素材となる玉鋼を無数とある中から一つ選ぶ。
長い眠りから禰豆子が目を覚ます
刀が出来るまでに日があるので禰豆子が待つ、鱗滝宅へぼろぼろの身体で帰還。
家を目前にしたとき、二年もの間、眠り続けていた禰豆子が炭治郎の前にに飛び出してくる。
炭治郎と禰豆子、帰ってきた炭治郎に感涙する鱗滝、三人の感動の再会。
藤の山で、異形の鬼を討ったことを報告。
鱗滝より鬼は血気術という異能の鬼がいることを知る。
炭治郎は禰豆子も異能の鬼かと尋ねるとそうではないだろうと鱗滝は告げる。
禰豆子は眠ることで体力を回復できる特殊な鬼ではないかと推測する。
炭治郎が持つ日輪刀は何色?
鱗滝邸で傷を癒している時、刀匠の鋼塚が炭治郎の日輪刀を持参。
鱗滝は天狗・鋼塚はひょっとこの面を被っているという。
日輪刀は持ち主によって刀身の色が変わると説明を受ける。
いざ炭治郎が鞘を抜くと漆黒に変色。あまり見ない色だと鱗滝は言う。
赤い色が見えると期待していた鋼塚は落胆して、炭治郎に絡む(笑)
炭治郎と鋼塚の二人がじゃれてる時に(笑)鎹鴉が鬼殺隊の初任務を伝えにやって来る。
~北西の街へ向かえ。毎夜、少女が消えている。手がかりを探し鬼を討て~
直接、鴉が話すというお利口さんな鎹鴉(笑)
” 次回予告 大正こそこそ噂話 ”
「炭治郎が話そうとすると、鎹鴉がはやく任務に行け!と急かす。なので五話は噂話はなし(笑)」
第7話で、炭治郎と禰豆子は初任務に就く。
炭治郎は、禰豆子を人間に戻す手がかりを得ることができるのか?