新技で覚醒したSANADA
NJCUPで、猛威を振るったSANADAの変形DDTにようやく名前が決まった。
デッドフォール…昨今は、技名から技の輪郭が掴めないものが多いが、これは伝わってくる。
上から重いモノ落とす(野獣を罠に落とす)という意味らしいが、ピンフォールのフォールにも置き換えられる。
命名者はSANADAが大ファンと公言する「Hi―STANDARD」「NAMBA69」の難波章浩氏だけにより気合いと愛着が沸くだろう。
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— 東スポ プロレス格闘技担当 (@tospo_battle) March 27, 2023
デッドフォールの強みは、正調形以上に、カウンターでもピンを取れるところだ。
あのスイッチ・ブレード ジェイ・ホワイトのブレードランナーを彷彿させる。
ジェイは、終盤追い詰められても、カウンターのブレードランナー一閃で、勝利の山を築いてきた。
SANADAが内藤哲也戦で見せたカウンターのデッドフォールは、初見もあっただろうが最高の決まり具合で、何が起きたのか分からなかった程だ。
棚橋弘至のハイフライフローや、オスプレイのストームブレイカーは、破壊力抜群だが、技のセットアップに時間を要すため、回避率も高い。
オスプレイはそれもあって、最近ではフィニッシュに、ヒデゥンブレイドも増えてきた。
一方、SANADAのデッドフォールは、一瞬で技の体勢に入ることもでき、切り返しも可能なので、汎用性が高い。
最近は、奥の手でなくなっていた、オコーナーブリッジも再び、ここぞという所で使えるだろう。
今は、残念な状況になっているラウンディング ボディプレスも、いつか再び、フィニッシュ技に昇華させてほしい。
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IWGP世界ヘビー級王者 オカダカズチカの牙城は非常に高いが、新技により、SANADAの勝率は大きく上がった。
可能性の獣と化したSANADAが、4.8両国でIWGP世界ヘビー初戴冠となるのか?