勝敗で見えた明確な実力差
A・Bブロック総勢20名のジュニア戦士が日本各地で激闘を繰り広げているBEST OF THE SUPERJr30
高橋ヒロムが前人未踏を超えた!4連覇を目指し、YOHやワトらが初優勝を目指し奮戦。
リオ・ラッシュが勢いを見せ、ニューカマーのマイク・ベイリーが開幕戦でヒロムを破るなど、素晴らしいリーグ戦が展開されている。
一方で、田口隆祐やBUSHI、久々のBOSJ参戦となったKUSHIDAら、新日ジュニア歴戦の強者達が非常に苦戦を強いられている。
5.19試合後の星取りは、田口監督が7連敗、BUSHIはようやく1勝、KUSHIDAも1勝と正直、目もあてられない状況だ。
更には、トーチャーマーダーSHOに至っては、ハナからまともに試合をするつもりもなく、兄貴分のEVILを帯同して、つまらない試合のオンパレード。
さすがの高橋ヒロムも堪忍袋の緒が切れた。
ヒロム「SHO!来年は頼むから『SUPER Jr.』に出ないでくれ!もったいない。オマエの枠がもったいなさすぎる。オマエのひと枠、どれだけいろんなレスラーが欲しいと思う?どれだけ世界中のレスラーがこの『SUPER Jr.』に来たがってると思う?」
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— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) May 16, 2023
過去に優勝争いをした選手たちが配給係の様になり、初めから優勝を目指してない選手が”普通に” 出場している状況は改善した方がいいのではないか?
本戦と予選がある箱根駅伝
例えば、お正月の風物詩の一つに「箱根駅伝」がある。
往路と復路の二日間ある本戦には、全21チームが参加、前年に本戦10位以内に入ったチームはシード権が獲得できる(関東学生連合チームも含む)
それ以外のチームは、予選会で上位10位以内に入ったチームが本戦に出場できる。
この方式をBOSJにも応用出来ないだろうか。
出場選手枠は毎年、違うと思うので、前年のリーグ戦の勝敗で上位6~7割以内の選手にはシード権を与える。
初出場となる外国人選手や他団体の選手は、新日本プロレスの推薦枠でもいいと思う。
それ以外、前年に成績が振るわなかった選手や若手選手にチャンスを与えて、BOSJプレリーグ戦やトーナメントを開催したら必ず、盛り上がる気がする。
Road to BOSJ と冠したらファンもプレリュードとしてより盛り上がりそうだ。
田口「4年前だって、『SUPER Jr.』で青森でメインでDOUKI選手とやったのって。4年で、4年で追い越されました。4年で追い越された。俺の……俺の退化が止まらねえーッ!」
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そういった実力主義で出てきたのならば、ベテラン選手も “昔の名前で出ています” 的な感じにならず、期待できるし、若手が突破したらブレイクスルーに繋がるかもしれない。
誤解して欲しくないのは、プロレスは選手寿命が長いからこそ、1クールや大河ドラマとして感情移入出来るし、思い入れが深くなる。
しかし、あんなに強かった選手が当たり前に負けるのを見るのはファンにとっても辛いのは確かだ。
ドラゴンボールで言えば、ヤムチャや天津飯だったり(笑)あのピッコロでさえ人数合わせみたいになってるのは見てられない(ピッコロは映画で活躍したが)
“オマエなんかにそのチャンスが、その楽しさが奪われてるのが悲しいよ。
でもな、『BEST OF THE SUPER Jr.』に出られるレベル、面白さじゃねえぞ、オマエ!”
高橋ヒロムが直接、問いただしたのはSHOだが、ややもすれば今の出場選手の選び方にも一石を投じたように見えたのだ。